気まぐれイフリート/Capricious Efreet

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その名前通り、ランダム要素のある[[ファッティ]]。
 
その名前通り、ランダム要素のある[[ファッティ]]。
  
6[[マナ]]6/4というそれなりに良好なサイズに加え、自分の[[アップキープ]]ごとに[[土地]]でない[[パーマネント]]を[[破壊]]することが出来る。しかしさすが混沌の[[赤]]、通常3分の1から2分の1の確率で自分のパーマネントが犠牲になってしまう。
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6[[マナ]]6/4というそれなりに良好な[[サイズ]]に加え、自分の[[アップキープ]]ごとに[[土地]]でない[[パーマネント]]を[[破壊]]することができる。しかしさすが混沌の[[赤]]、通常3分の1から2分の1の確率で自分のパーマネントが犠牲になってしまう。
  
 
とは言うものの、[[対象]]にするパーマネントは全てこちらが選ぶので、リスクは見た目ほど高くない。自爆の危険はあるが、概ね優良な[[クリーチャー]]である。
 
とは言うものの、[[対象]]にするパーマネントは全てこちらが選ぶので、リスクは見た目ほど高くない。自爆の危険はあるが、概ね優良な[[クリーチャー]]である。
  
==能力の対象について==
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赤には珍しく[[エンチャント]]を[[破壊]]できるので、自分のパーマネントとして[[孵化計画/Hatching Plans]]を差し出せば色々と楽しめるだろう。
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==ルール==
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===能力の対象について===
 
これの[[能力]]が取る対象は非常に変則的である。
 
これの[[能力]]が取る対象は非常に変則的である。
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*「[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している土地でないパーマネント1つを対象とする」のは固定である。通常は最低でもこれ自身を対象に取れるはずである。
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**[[霊的避難所/Spiritual Asylum]]などにより、あなたがコントロールしているパーマネントで対象にとれるものが無い場合、能力は[[スタック]]に乗らない。
  
*「あなたが[[コントロール]]している土地でないパーマネント1つを対象とする」のは固定である。通常は最低でもこれ自身を対象に取れるはずである。
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*「あなたがコントロールしていない土地でないパーマネントを最大2つ対象とする」は、対象がとれなくなるような数を選ぶことはできない。[[対戦相手]][[土地]][[灰色熊/Grizzly Bears]]を1体しかコントロールしていない時、「2つを対象とする」ことを選ぶ事はできない。
**[[陸亀の体勢/Tortoise Formation]]などにより対象にとれるあなたがコントロールしているパーマネントが無い場合、対象が取れないので能力が[[スタック]]に乗らない。
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**逆に、最大まで対象を選ぶ必要はない。上記の状況において「0個のパーマネントを対象にする」事は適正である。
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これにより、この能力は合計1〜3つの対象をとる。合計の対象が1つの場合、これは「単一の対象を取る能力」である。
  
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*[[解決]]時にいくつかの対象が不適正になっていた場合、1つでも適正な対象が残っていれば、適正なものの内から1つを[[無作為に]]選んで破壊する。
  
*「あなたがコントロールしていない土地でないパーマネントを最大2つ対象とする」は、対象がとれなくなるような数を選ぶことはできない。[[対戦相手]][[土地]]と[[ルーン爪の熊/Runeclaw Bear]]を1体しかコントロールしていない時、「2つを対象とする」
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===破壊について===
ことを選ぶ事はできない。**逆に、最大まで対象を選ぶ必要はない。上記の状況において「0個のパーマネントを対象にする」事は適正である。
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*対象のパーマネントの中に[[破壊不能]]を持つものがある場合、それは無作為の候補の中に含まれず、それ以外の候補から無作為に1つ破壊する。({{CR|608.2d}})
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**[[オラクル]]は"Destroy one of them at random." であり「無作為に」が「破壊する」に直接掛かっている。破壊するにあたって不可能な選択肢を選べないので、破壊不能を持つパーマネントは無作為の候補の中に含まれない。
  
これにより、この能力は合計1〜3つの対象をとる。合計の対象が1つの場合、これは「単一の対象を取る能力」である。
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==利用==
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上記の対象のルールにより、自分のパーマネントを対象に取らないことはできない。しかし、能力[[誘発]]後に、対象になった自分のパーマネントを不正な対象とすることで、選択肢から消すことができる。具体的には
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*[[時間の名人/Temporal Adept]]などで[[バウンス]]する。
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*[[目明き階級の魔術師/Sighted-Caste Sorcerer]]など、[[対応して]][[被覆]]や[[プロテクション]]を与えられる手段を使う。
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*[[ギックスのかぎ爪/Claws of Gix]]などの[[サクり台]]で有効利用する。
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などが挙げられる。これらと「あなたがコントロールしていないパーマネントを1つ対象にする」という選択を併用することで、狙ったパーマネントを確実に破壊することができる。
  
*[[解決]]時においては、1つでも適正な対象が残っていれば、それらの内から1つを無作為に選び、それを破壊する。
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*[[ゴブリンの突撃/Goblin Assault]]など、[[トークン]][[生成]]手段との相性も良好である。
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*赤単色で[[エンチャント]]に対抗できる数少ないカードである。
  
==利用==
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==その他==
上記の対象のルールにより、自分のパーマネントを対象に取らないことはできない。しかし、[[時間の名人/Temporal Adept]]などにより、能力[[誘発]]後に、対象になった自分のパーマネントを[[戦場]]から離れさせることで選択肢から消すことができる。これと「あなたがコントロールしていないパーマネントを1つ対象にする」という選択を併用することで、狙ったパーマネントを確実に破壊することができる。
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いずれにせよ、この[[カード]]を使用する際には3分の1あるいは2分の1を無作為に選ぶ方法を用意しなくてはいけない。もっとも簡単かつ適切なのは[[6面ダイス]]を振ることである。また、余っている[[基本土地]]など区別の付く3種のカードを対応付けて、裏向きでシャッフルして選ぶ、という方法も挙げられる。
*[[ゴブリンの突撃/Goblin Assault]]など、[[トークン]]ジェネレーターとの相性も良好である。
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*赤単色で[[エンチャント]]に対抗できる数少ないカードである。[[ギックスのかぎ爪/Claws of Gix]]などを用いればさらに心強い。
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対象となったパーマネント自体を「裏返してシャッフル」する方法もあるが、[[スリーブ]]が違う場合、トークンが混じった場合に非常に処理が難しくなる。また、自分のカードと相手のカードを混ぜる場合に、同名カードの区別が付かなくなったり、相手のカードを傷つけたりしかねない。
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[[じゃんけん]]で勝ち、負け、あいこになる確率はそれぞれ1/3なので、互いに納得できればそれを利用する手もある。
  
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ダイスを使うか否かはともかく、何らかの手段を用意しておくのがマナーである。
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*[[リミテッド]]の大会に参加するときは、これが出現する可能性も留意して準備しよう。
  
いずれにせよ、この[[カード]]を使用する際には3分の1あるいは2分の1を無作為に選ぶ方法を用意しなくてはいけない。もっとも簡単かつ適切なのは6面サイコロを振ることである。他の「無作為に選ぶ」では「裏返してシャッフル」を使う事もあるが、これは自分のカードと相手のカードを混ぜる場合がある。相手のカードを傷つけかねないし、[[スリーブ]]が違う場合、トークンが混じった場合に非常に処理が難しくなる。サイコロを使うか否かはともかく、何らかの手段を用意しておくのがマナーである。
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==参考==
*[[リミテッド]]で出現する可能性も留意しておくべき。
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*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[レア]]
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2024年2月28日 (水) 16:54時点における最新版


Capricious Efreet / 気まぐれイフリート (4)(赤)(赤)
クリーチャー — イフリート(Efreet)

あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールする土地でないパーマネント1つを対象とし、あなたがコントロールしていない土地でないパーマネントを最大2つまで対象とする。それらのうち、無作為に選んだ1つを破壊する。

6/4

その名前通り、ランダム要素のあるファッティ

6マナ6/4というそれなりに良好なサイズに加え、自分のアップキープごとに土地でないパーマネント破壊することができる。しかしさすが混沌の、通常3分の1から2分の1の確率で自分のパーマネントが犠牲になってしまう。

とは言うものの、対象にするパーマネントは全てこちらが選ぶので、リスクは見た目ほど高くない。自爆の危険はあるが、概ね優良なクリーチャーである。

赤には珍しくエンチャント破壊できるので、自分のパーマネントとして孵化計画/Hatching Plansを差し出せば色々と楽しめるだろう。

[編集] ルール

[編集] 能力の対象について

これの能力が取る対象は非常に変則的である。

  • あなたコントロールしている土地でないパーマネント1つを対象とする」のは固定である。通常は最低でもこれ自身を対象に取れるはずである。
  • 「あなたがコントロールしていない土地でないパーマネントを最大2つ対象とする」は、対象がとれなくなるような数を選ぶことはできない。対戦相手土地灰色熊/Grizzly Bearsを1体しかコントロールしていない時、「2つを対象とする」ことを選ぶ事はできない。
    • 逆に、最大まで対象を選ぶ必要はない。上記の状況において「0個のパーマネントを対象にする」事は適正である。

これにより、この能力は合計1〜3つの対象をとる。合計の対象が1つの場合、これは「単一の対象を取る能力」である。

  • 解決時にいくつかの対象が不適正になっていた場合、1つでも適正な対象が残っていれば、適正なものの内から1つを無作為に選んで破壊する。

[編集] 破壊について

  • 対象のパーマネントの中に破壊不能を持つものがある場合、それは無作為の候補の中に含まれず、それ以外の候補から無作為に1つ破壊する。(CR:608.2d)
    • オラクルは"Destroy one of them at random." であり「無作為に」が「破壊する」に直接掛かっている。破壊するにあたって不可能な選択肢を選べないので、破壊不能を持つパーマネントは無作為の候補の中に含まれない。

[編集] 利用

上記の対象のルールにより、自分のパーマネントを対象に取らないことはできない。しかし、能力誘発後に、対象になった自分のパーマネントを不正な対象とすることで、選択肢から消すことができる。具体的には

などが挙げられる。これらと「あなたがコントロールしていないパーマネントを1つ対象にする」という選択を併用することで、狙ったパーマネントを確実に破壊することができる。

[編集] その他

いずれにせよ、このカードを使用する際には3分の1あるいは2分の1を無作為に選ぶ方法を用意しなくてはいけない。もっとも簡単かつ適切なのは6面ダイスを振ることである。また、余っている基本土地など区別の付く3種のカードを対応付けて、裏向きでシャッフルして選ぶ、という方法も挙げられる。

対象となったパーマネント自体を「裏返してシャッフル」する方法もあるが、スリーブが違う場合、トークンが混じった場合に非常に処理が難しくなる。また、自分のカードと相手のカードを混ぜる場合に、同名カードの区別が付かなくなったり、相手のカードを傷つけたりしかねない。

じゃんけんで勝ち、負け、あいこになる確率はそれぞれ1/3なので、互いに納得できればそれを利用する手もある。

ダイスを使うか否かはともかく、何らかの手段を用意しておくのがマナーである。

  • リミテッドの大会に参加するときは、これが出現する可能性も留意して準備しよう。

[編集] 参考

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