ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
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− | + | 破壊不能の4マナ5/5クリーチャー、[[リソース]]を消費せずに恒常的に2/2トークンを生成し続けられるトークン製造機、取り除けない紋章による全体強化と強力な盤面制圧力を持ち、[[ビートダウン]]でも[[コントロールデッキ]]でも勝利に向けて前進させてくれる。2枚目以降を引いても後続のために全体強化を張って退場する動きができるので、手札にダブつく不安を無視して4枚投入できる。 | |
− | [[スタンダード]]では登場直後から[[白]]を含む様々な[[デッキ]] | + | [[スタンダード]]では登場直後から[[白]]を含む様々な[[デッキ]]で活躍。[[プロツアー「戦乱のゼンディカー」]]ではベスト8入賞者のうち5人がデッキに4枚積みしており<ref>[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptbfz/top-8-decklists-2015-10-17 Top 8 Decklists]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptbfz15/decklist/015900/# プロツアー『戦乱のゼンディカー』 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)](イベントカバレージ)</ref>、公式記事において最も活躍したカードに選ばれた<ref>[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptbfz/top-5-cards-2015-10-18 Top 5 Cards]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptbfz15/article/015916/# プロツアー『戦乱のゼンディカー』 トップ5カード](イベントカバレージ)</ref>。[[イニストラードを覆う影ブロック]]期でも[[緑白トークン#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|緑白トークン]]や[[白黒コントロール#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|白黒コントロール]]で活躍した。[[カラデシュ・ブロック]]期~[[アモンケット・ブロック]]期でも、[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]によって[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の維持が難しくなる中、逆に[[機体]]と相性が良いギデオンは、[[赤白機体]]、[[マルドゥ機体]]、[[白青ビートダウン#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|白青フラッシュ]]、[[人間 (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|人間]]、[[トリコロール#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|ジェスカイ・コントロール]]と環境の最前線に立ち続けた。 |
+ | *[[開発部]]の[[Melissa DeTora]]はコラムでこのカードがスタンダードの中で他のカードと比べて単純に強すぎると感じ、そのようなカードはスタンダードの多様性を損なうと述べている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/pd/0019461/ スタンダード総括『破滅の刻』版](Play Design 2017年9月1日)</ref>。[[2019年]]11月にスタンダードで禁止カードが発行された際の記事でも、密輸人の回転翼機と並べられ当時のスタンダードで支配的であったと述べられている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/pd/0033449/ プレイデザインの教訓]([[Daily MTG]] 2019年11月18日)</ref>。 | ||
− | [[モダン]]においても、トークンデッキの全体強化兼トークン生産要員、[[ | + | [[モダン]]においても、トークンデッキの全体強化兼トークン生産要員、[[コントロールデッキ]]の壁兼[[フィニッシャー]]、[[ミッドレンジ]]デッキのメインアタッカーと、カードプールが広がった分だけ活躍できるデッキがそのまま増えている。 |
− | [[レガシー]]では、[[青白奇跡コントロール#レガシー|奇跡]]デッキの[[サイドボード]]に潜んでいることがある。同マナ域には[[遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant]]がおり忠誠度の高さ等の場持ちはそちらに軍配が上がるが、速やかに[[ゲーム]]を終わらせるフィニッシュ性能の高さからこちらが優先されることもある。 | + | [[レガシー]]では、[[青白奇跡コントロール#レガシー|奇跡]]デッキの[[サイドボード]]に潜んでいることがある。同マナ域には[[遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant]]がおり忠誠度の高さ等の場持ちはそちらに軍配が上がるが、速やかに[[ゲーム]]を終わらせるフィニッシュ性能の高さからこちらが優先されることもある。[[Death & Taxes]]にも[[レンと六番/Wrenn and Six]]対策としてサイドボードに入ることがある。 |
− | *[[龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar]] | + | *[[コントロール]]奪取には注意が必要。忠誠度4の状態で置いておくと、コントロールを奪われた場合-4能力で自殺される上に紋章が残る。スタンダードでも[[龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar]]は天敵だった。 |
− | *San Diegoで開かれたComic Conで[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の5人セットの[[ | + | *San Diegoで開かれたComic Conで[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の5人セットの[[SDCCプロモーション・カード]]が販売された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/san-diego-comic-con-2016-magic-promos-2016-07-19 San Diego Comic Con 2016 Magic Promos](News 2016年7月19日)</ref>。[[イラスト]]はすべて[[Eric Deschamps]]によるもので、[[最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope|リリアナ]]以外のメンバーはなんと[[ゾンビ]]にされてしまっている。 |
+ | *[[地域チャンピオンシップ]][[2022年|2022]]-[[2023年|23]]シーズンサイクル2の参加者、上位入賞者の特典として[[プロモーション・カード]]となった<ref>[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/2022-2023sizunpurotua2-henocan-jia-quan-li-topuromowoshou-niru-reyou-2022 2022-2023シーズン「プロツアー2」への参加権利とプロモを手に入れよう](2022年 7月 28日)</ref>。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== |
2024年7月19日 (金) 08:10時点における最新版
戦乱のゼンディカー版ギデオン。忠誠度能力は、クリーチャー化、トークン生成、全体強化の紋章獲得。
- +1能力
- 破壊不能かつ自身へのダメージを軽減する5/5クリーチャーになる。
- 4マナで5/5とマナレシオが高く、また同盟者のクリーチャー・タイプを持つため、同盟者のタイプ的シナジーを受けられる可能性もある。
- ±0能力
- 2/2の騎士・同盟者・クリーチャー・トークンを生成する。
- ある程度戦力として期待できるP/Tのトークンを、忠誠度の減少なしに獲得できるのはありがたい。またトークンが同盟者なので、結集能力を誘発させるのにも役立つ。
- -4能力
- 栄光の頌歌/Glorious Anthemと同等の紋章を獲得する。
- 奥義としては地味だが、初期忠誠度と起動コストの減少値が同じなので、戦場に出ていきなり起動できる点がポイント。その場合はギデオン自身を使い捨ててしまう事になるが、4マナの除去されない栄光の頌歌と見ることができ、用途の一つとしては悪くない。2枚以上手札にある時なども、1枚目をこの忠誠度能力で即座に消費し、2枚目のギデオンやそのトークンを強化する形とする事で腐らせずに済む。
破壊不能の4マナ5/5クリーチャー、リソースを消費せずに恒常的に2/2トークンを生成し続けられるトークン製造機、取り除けない紋章による全体強化と強力な盤面制圧力を持ち、ビートダウンでもコントロールデッキでも勝利に向けて前進させてくれる。2枚目以降を引いても後続のために全体強化を張って退場する動きができるので、手札にダブつく不安を無視して4枚投入できる。
スタンダードでは登場直後から白を含む様々なデッキで活躍。プロツアー「戦乱のゼンディカー」ではベスト8入賞者のうち5人がデッキに4枚積みしており[1]、公式記事において最も活躍したカードに選ばれた[2]。イニストラードを覆う影ブロック期でも緑白トークンや白黒コントロールで活躍した。カラデシュ・ブロック期~アモンケット・ブロック期でも、密輸人の回転翼機/Smuggler's Copterによってプレインズウォーカーの維持が難しくなる中、逆に機体と相性が良いギデオンは、赤白機体、マルドゥ機体、白青フラッシュ、人間、ジェスカイ・コントロールと環境の最前線に立ち続けた。
- 開発部のMelissa DeToraはコラムでこのカードがスタンダードの中で他のカードと比べて単純に強すぎると感じ、そのようなカードはスタンダードの多様性を損なうと述べている[3]。2019年11月にスタンダードで禁止カードが発行された際の記事でも、密輸人の回転翼機と並べられ当時のスタンダードで支配的であったと述べられている[4]。
モダンにおいても、トークンデッキの全体強化兼トークン生産要員、コントロールデッキの壁兼フィニッシャー、ミッドレンジデッキのメインアタッカーと、カードプールが広がった分だけ活躍できるデッキがそのまま増えている。
レガシーでは、奇跡デッキのサイドボードに潜んでいることがある。同マナ域には遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errantがおり忠誠度の高さ等の場持ちはそちらに軍配が上がるが、速やかにゲームを終わらせるフィニッシュ性能の高さからこちらが優先されることもある。Death & Taxesにもレンと六番/Wrenn and Six対策としてサイドボードに入ることがある。
- コントロール奪取には注意が必要。忠誠度4の状態で置いておくと、コントロールを奪われた場合-4能力で自殺される上に紋章が残る。スタンダードでも龍王シルムガル/Dragonlord Silumgarは天敵だった。
- San Diegoで開かれたComic Conでゲートウォッチ/The Gatewatchの5人セットのSDCCプロモーション・カードが販売された[5]。イラストはすべてEric Deschampsによるもので、リリアナ以外のメンバーはなんとゾンビにされてしまっている。
- 地域チャンピオンシップ2022-23シーズンサイクル2の参加者、上位入賞者の特典としてプロモーション・カードとなった[6]。
[編集] 関連カード
- ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
- 正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice
- アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros - 歴戦の戦士、ギデオン/Gideon, Battle-Forged
- ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
- 試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials
- 武芸の模範、ギデオン/Gideon, Martial Paragon
- 黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade
- 誓いを立てた者、ギデオン/Gideon, the Oathsworn
[編集] ストーリー
ゼンディカー/Zendikarをエルドラージ/Eldraziから解放するために戦うギデオン・ジュラ/Gideon Jura。
詳細はギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)を参照。
[編集] 脚注
- ↑ Top 8 Decklists/プロツアー『戦乱のゼンディカー』 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)(イベントカバレージ)
- ↑ Top 5 Cards/プロツアー『戦乱のゼンディカー』 トップ5カード(イベントカバレージ)
- ↑ スタンダード総括『破滅の刻』版(Play Design 2017年9月1日)
- ↑ プレイデザインの教訓(Daily MTG 2019年11月18日)
- ↑ San Diego Comic Con 2016 Magic Promos(News 2016年7月19日)
- ↑ 2022-2023シーズン「プロツアー2」への参加権利とプロモを手に入れよう(2022年 7月 28日)