霊気池の驚異/Aetherworks Marvel
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+ | *唱える効果のため[[土地]]を[[プレイ]]することは不可能。 | ||
==その他== | ==その他== | ||
− | * | + | *読みは「れいきいけ」ではなく「'''れいきち'''」。電池のように[[霊気/Aether]]を用いて発電しているイメージが浮かぶが、英語で「-works」となる場合はその前に冠した物質を使って何かを作っている施設を指すので(「[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks]]」など)、少しニュアンスが異なる。 |
− | * | + | *禁止カードを連発してしまったアモンケット期のスタンダードにおいて、霊気池の驚異デッキまで[[プレイヤー]]から奪い取るのは大きな懸念があったという。このカードの禁止を避けるために[[制限カード]]化することや、他の[[トレーディングカードゲーム]]で見られるいわゆる「ペア禁止」、本来スタンダードで使えない対策カードを使えるようにする、[[エラッタ]]による機能変更など、従来からは常識外れの方策も検討された。しかしながら、それらはさらなる問題を引き起こすものであったため、既存の安定した解決策を取ることとなった<ref name="0019023" />。 |
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+ | *[[ブロール]]が開始された時点では、当時のスタンダード禁止カードリストに準拠するとして禁止カードに指定されたが、ルール改訂により2018年5月10日より禁止解除。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
+ | <references/> | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[霊気/Aether]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:カラデシュ]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:カラデシュ]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:カラデシュリマスター]] - [[神話レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年3月9日 (土) 10:33時点における最新版
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールするパーマネントが1つ墓地に置かれるたび、あなたは(E)(エネルギー・カウンター1個)を得る。
(T),(E)(E)(E)(E)(E)(E)を支払う:あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中から呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「(E)(E)(E)(E)(E)(E)を支払う」は「(E)6つを支払う」に読み替えてください。
エネルギー・カウンターを6つ消費することで、ライブラリーの一番上から6枚の中にあるカード1枚をマナ・コストを踏み倒して唱えることができる、豪快な伝説のアーティファクト。自分のパーマネントが墓地に置かれるたびにエネルギー・カウンターを得る能力も持つ。
起動コストが高く、これ自体の誘発型能力だけでそれを賄うのは難しいため、発表当初はジョニー/Johnny向けのピーキーなカードとして見る向きもあったが、ほどなくして、別途効率的なエネルギー供給手段を大量にデッキに組み込めば安定して起動できることが判明した。特に織木師の組細工/Woodweaver's Puzzleknotは1枚で必要なエネルギーを蓄えることができ、ライフ回復で時間を稼ぎつつ、マナカーブに沿って最速4ターン目の起動も可能とするため非常に相性がよい。
スタンダードでは、絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endといった強力無比な伝説のエルドラージが踏み倒し先の候補として選ばれ、霊気池の驚異を成立させた。踏み倒しに際して単純に戦場に出すのではなく「唱える」ため、誘発型能力も利用できる点が特に凶悪で、その相性のよさからエムラクールの禁止カード指定の一因ともなった。これによる弱体化に加えて、やがてコンボデッキとしてはサヒーリコンボが隆盛するも、それとのハイブリッドなどによって環境に残留。守護フェリダー/Felidar Guardianの禁止によってサヒーリコンボが消滅してからは、アモンケット参入後に再びトップメタへと返り咲いた。
2017年6月19日(Magic Onlineでは6月14日)より、スタンダードで禁止カードに指定される。メタゲームにおける霊気池の驚異デッキの存在比、および勝率は絶対的なものではないとされながらも、事実上の決着である「4ターン目ウラモグ」を約10%のゲームで発生させてしまうこのカードは「スタンダードにおいて健全でもないし楽しくもない」とされ、環境から取り除かれることになった[1]。
[編集] ルール
- 誘発型能力
- この能力は、霊気池の驚異自身が墓地に置かれたときにも誘発する。
- 既に霊気池の驚異をコントロールしているときに2枚目の霊気池の驚異を出し、レジェンド・ルールによって一方を墓地に置いた場合、両方の能力が誘発し2個のエネルギー・カウンターを得る。
- トークンが戦場から墓地に置かれたときにも能力は誘発する(その後、状況起因処理によりトークンは消滅する)。
- 起動型能力
- 基本的なルールはマナ・コストを支払うことなく唱える、解決中に呪文を唱えるを参照。
- 唱える効果のため土地をプレイすることは不可能。
[編集] その他
- 読みは「れいきいけ」ではなく「れいきち」。電池のように霊気/Aetherを用いて発電しているイメージが浮かぶが、英語で「-works」となる場合はその前に冠した物質を使って何かを作っている施設を指すので(「クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks」など)、少しニュアンスが異なる。
- 禁止カードを連発してしまったアモンケット期のスタンダードにおいて、霊気池の驚異デッキまでプレイヤーから奪い取るのは大きな懸念があったという。このカードの禁止を避けるために制限カード化することや、他のトレーディングカードゲームで見られるいわゆる「ペア禁止」、本来スタンダードで使えない対策カードを使えるようにする、エラッタによる機能変更など、従来からは常識外れの方策も検討された。しかしながら、それらはさらなる問題を引き起こすものであったため、既存の安定した解決策を取ることとなった[1]。
- 禁止指定直前の質問コーナーでは、このカードの強さに対して「タップ状態で出るか、起動コストで生け贄に捧げるか、唱えずに戦場に出すのみにするといった制限を加えるべきではなかったか」という問いに対し、「起動コストに1マナ加えるか、唱えなければ適正であった。特に、ローテーションの変更でエルドラージとの共存が長くなると知っていたなら間違いなく弱体化していた」と答えている。また、集合した中隊/Collected Companyも引き合いに出して、これ以降に作られる「ライブラリートップからの踏み倒しカード」は製作枚数が抑えられる可能性も示唆している。[2]。
- ブロールが開始された時点では、当時のスタンダード禁止カードリストに準拠するとして禁止カードに指定されたが、ルール改訂により2018年5月10日より禁止解除。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 June 13, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年6月13日 禁止制限告知
- ↑ Amonkhet and Standard Mailbag/『アモンケット』とスタンダード一問一答