碑出告が全てを貪る/Hidetsugu Consumes All
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2024年11月26日 (火) 14:34時点における最新版
Hidetsugu Consumes All / 碑出告が全てを貪る (1)(黒)(赤)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
〔黒/赤〕 クリーチャー エンチャント — オーガ(Ogre) シャーマン(Shaman)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― マナ総量が1以下で土地でないすべてのパーマネントを破壊する。
II ― すべての墓地を追放する。
III ― この英雄譚を追放する。その後、これを変身させた状態であなたのコントロール下で戦場に戻す。
〔黒/赤〕 クリーチャー エンチャント — オーガ(Ogre) シャーマン(Shaman)
トランプル
全てを貪る者の器がダメージを与えるたび、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。
全てを貪る者の器がプレイヤー1人にダメージを与えるたび、このターンにこれがそのプレイヤーに10点以上のダメージを与えていた場合、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。
エンチャントからクリーチャー・エンチャントに変身する両面カード。第1面は碑出告/Hidetsuguが鬼/Oniを食らった逸話を描いた英雄譚。第2面は碑出告の似姿であるオーガ・シャーマン。
- I-
- 土地でない、マナ総量が1以下のすべてのパーマネントを破壊する。
- 数値上の範囲は狭いが、登場時のスタンダードではトークンが多用されており、それらを軒並み排除できるのはありがたい。
- 対ウィニーだけでなく、エシカの戦車/Esika's Chariotにより中型~大型トークンを横展開するデッキ、宝物トークンによるマナ加速に頼ったデッキにも強い。
- 追放ではないので死亡誘発を無視することはできないが、自分のよろめく怪異/Shambling Ghastなどが立っている状況でも気兼ねなく使える強みともなりうる。
- 黒は近年になってエンチャント除去を得たとはいえ、この色の組み合わせでの(土地除く)全種のパーマネントに触れる除去はそれだけで貴重と言える。
- II-
- すべてのプレイヤーの墓地を追放する。
- イニストラード:真夜中の狩り、真紅の契りのテーマである墓地利用を纏めて対策できる。
- ただしII章の能力である以上、奇襲性は低く1ターンはソーサリー・タイミングでの対処を許す。
- III-
- 3/3トランプルのクリーチャー・エンチャントへ変身する。
- ダメージを与える度に誘発する+1/+1カウンターでの強化能力と、碑出告の第二の儀式/Hidetsugu's Second Riteを思わせる対戦相手への敗北条件(特殊勝利)能力を備える。
- 強化能力は出足の遅さによるサイズ不足を補い、ダメージの種類や与える先を問わないので、格闘や噛みつきを用いても構わない。
- 特殊勝利も戦闘ダメージに限定されておらず、また一度に10点与える必要も無いので、二段攻撃を持たせればパワー5以上で条件を満たせる。もちろん連続突撃/Relentless Assault系の呪文との相性も抜群。トランプルはここで生きてきて、一定以上のパワーがあればブロッカーがいようとも諸共に叩き潰すことが可能。
- 特殊勝利は魅力的だが、これ自身はクリーチャー・エンチャントゆえ除去されやすく、また攻撃による強化だけで達成を狙うのは普通に殴るのとあまり変わらないので、なんらかの策を講じたい。二段攻撃を付与しつつ、巨大化/Giant Growth系呪文で効率的に強化して叩き込むのが基本。黒赤のカードだが緑と組み合わせると条件を達成しやすい。強化はもちろん、格闘や噛みつきでブロッカーの排除をしつつ強化を促進できる。
総じてリミテッドよりも構築に向いたカード。I、II章の効果も含め、トークンや墓地利用が盛んな登場時のスタンダード環境に向いており、多色土地が豊富なことからタッチも容易。特殊勝利を狙わなくとも、I、II章だけで対策カードとしての機能は果たすことから、単にトークン対策・墓地対策としてサイドボードに入れておくのも選択肢になる。レガシーにおいてはグリクシス・コントロールでの採用例が見られる。