厳しい説教/Stern Scolding
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1[[マナ]]でクリーチャー呪文を打ち消すことができ、なおかつ[[不確定カウンター]]でないものは比較的貴重である。同様の特徴を持つ[[軽微なつまづき/Minor Misstep]]や[[呪文嵌め/Spell Snare]]と比べるとクリーチャー限定という制約があるものの、高[[マナ総量]]・低ステータスのクリーチャーを打ち消すことで[[テンポ・アドバンテージ]]が得られるという利点がある。[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]のような基本のパワー/タフネスが低いが能力や[[+1/+1カウンター]]で強化されるクリーチャーに対しても有効。 | 1[[マナ]]でクリーチャー呪文を打ち消すことができ、なおかつ[[不確定カウンター]]でないものは比較的貴重である。同様の特徴を持つ[[軽微なつまづき/Minor Misstep]]や[[呪文嵌め/Spell Snare]]と比べるとクリーチャー限定という制約があるものの、高[[マナ総量]]・低ステータスのクリーチャーを打ち消すことで[[テンポ・アドバンテージ]]が得られるという利点がある。[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]のような基本のパワー/タフネスが低いが能力や[[+1/+1カウンター]]で強化されるクリーチャーに対しても有効。 | ||
− | *厳しい説教の[[対象]]として適正かどうかは、[[スタック]]上でのパワーおよびタフネスを用いて判定される。すなわち、カードに印刷されたパワーかタフネスが2以下ならば対象にできる({{CR|112.3}})。[[特性定義能力]]でP/Tが決定されるカード(P/Tに*の文字が含まれるカード)はスタック上でもその能力によりP/Tが変化し続ける({{CR|604.3}} | + | *厳しい説教の[[対象]]として適正かどうかは、[[スタック]]上でのパワーおよびタフネスを用いて判定される。すなわち、カードに印刷されたパワーかタフネスが2以下ならば対象にできる({{CR|112.3}})。[[特性定義能力]]でP/Tが決定されるカード(P/Tに*の文字が含まれるカード)はスタック上でもその能力によりP/Tが変化し続ける({{CR|604.3}})。その他、スタック上でも機能するとされる効果を考慮する。 |
**例1)[[ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler]]のパワー/タフネスを修整する能力は特性定義能力でなく、[[戦場]]でしか機能しない。したがって、[[昂揚]]を達成していたとしてもスタック上では1/1であり、厳しい説教の対象になる。 | **例1)[[ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler]]のパワー/タフネスを修整する能力は特性定義能力でなく、[[戦場]]でしか機能しない。したがって、[[昂揚]]を達成していたとしてもスタック上では1/1であり、厳しい説教の対象になる。 | ||
**例2)[[墓地]]に[[土地]]とクリーチャーしかない状態の[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]は2/3(*に2を代入)なので、厳しい説教の対象になる。この状態で、厳しい説教の[[解決]]前にインスタントが墓地に置かれた場合、タルモゴイフは3/4になるので厳しい説教は[[対象不適正]]となり[[立ち消え]]る。 | **例2)[[墓地]]に[[土地]]とクリーチャーしかない状態の[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]は2/3(*に2を代入)なので、厳しい説教の対象になる。この状態で、厳しい説教の[[解決]]前にインスタントが墓地に置かれた場合、タルモゴイフは3/4になるので厳しい説教は[[対象不適正]]となり[[立ち消え]]る。 | ||
− | **例3)[[飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide]] | + | **例3)[[飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide]]は自身の能力でスタック上では1/1のクリーチャーとして扱われるため、厳しい説教の対象になる({{CR|113.6c}})。 |
+ | **例4)[[+X/+Yカウンター]]はスタックにある[[オブジェクト]]にも働くため、[[+1/+1カウンター]]が2個置かれているスタック上の[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]は3/3であり、厳しい説教の対象にできない。({{CR|122.1a}}) | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== |
2024年11月7日 (木) 21:22時点における最新版
WHISPERのテキストには誤りがあります。「パワーがタフネス」は「パワーかタフネス」と読み替えて下さい。
パワーかタフネスが2以下のクリーチャー呪文を打ち消すインスタント。
1マナでクリーチャー呪文を打ち消すことができ、なおかつ不確定カウンターでないものは比較的貴重である。同様の特徴を持つ軽微なつまづき/Minor Misstepや呪文嵌め/Spell Snareと比べるとクリーチャー限定という制約があるものの、高マナ総量・低ステータスのクリーチャーを打ち消すことでテンポ・アドバンテージが得られるという利点がある。歩行バリスタ/Walking Ballistaのような基本のパワー/タフネスが低いが能力や+1/+1カウンターで強化されるクリーチャーに対しても有効。
- 厳しい説教の対象として適正かどうかは、スタック上でのパワーおよびタフネスを用いて判定される。すなわち、カードに印刷されたパワーかタフネスが2以下ならば対象にできる(CR:112.3)。特性定義能力でP/Tが決定されるカード(P/Tに*の文字が含まれるカード)はスタック上でもその能力によりP/Tが変化し続ける(CR:604.3)。その他、スタック上でも機能するとされる効果を考慮する。
- 例1)ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channelerのパワー/タフネスを修整する能力は特性定義能力でなく、戦場でしか機能しない。したがって、昂揚を達成していたとしてもスタック上では1/1であり、厳しい説教の対象になる。
- 例2)墓地に土地とクリーチャーしかない状態のタルモゴイフ/Tarmogoyfは2/3(*に2を代入)なので、厳しい説教の対象になる。この状態で、厳しい説教の解決前にインスタントが墓地に置かれた場合、タルモゴイフは3/4になるので厳しい説教は対象不適正となり立ち消える。
- 例3)飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tideは自身の能力でスタック上では1/1のクリーチャーとして扱われるため、厳しい説教の対象になる(CR:113.6c)。
- 例4)+X/+Yカウンターはスタックにあるオブジェクトにも働くため、+1/+1カウンターが2個置かれているスタック上の歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Graveは3/3であり、厳しい説教の対象にできない。(CR:122.1a)
[編集] ストーリー
「旅の仲間」の一幕(イラスト)。
モリア/Moriaを抜ける途中、一行は広間を見つけ、そこで休憩を取ることにする。広間の中央にある井戸にピピン/Pippinは興味を惹かれ、瓦礫を落としてみると水音が反響した。ガンダルフ/Gandalfは、何が潜んでいるか分からぬモリアで不用意な行動を取ったピピンを叱るのだった。
「トゥックの馬鹿者め!これは重要な旅なのだ。ホビットのお散歩とは訳が違う。次は自ら身を投げるのだな、そうすればこれ以上足手まといになることもあるまい。分かったら静かにせんか!」