最後の情報

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(二重題)
 
(8人の利用者による、間の9版が非表示)
1行: 1行:
最後の情報/Last Known Informationとは、それが以前存在した[[領域]]から離れる直前の情報のことである。英語名から「LKI」と省略されることもある。
+
'''最後の情報'''/''Last Known Information''とは、ある[[オブジェクト]]が以前存在した[[領域]]から離れる直前の情報、あるいは[[ゲーム]]から離れている[[プレイヤー]]のゲームから除外される直前の情報のことである。英語名から「'''LKI'''」と省略されることもある。
  
[[呪文]]や[[能力]]の解決によって発生する[[効果]]の処理に際し、ある[[オブジェクト]]が本来あるべき領域を離れている場合、そのオブジェクトの「最後の情報」を用いる。
+
[[呪文]]や[[起動型能力]]、[[誘発型能力]]の[[解決]]によって発生する[[効果]]の処理に際して特定のオブジェクトの情報を必要とする場合、そのオブジェクトが元の領域に残っている場合には、現在の情報を用いる。しかし、そのオブジェクトが領域を移動している場合には、そのオブジェクトが領域を移動する直前の「最後の情報」を用いる。
 +
*例:[[トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblin]]の[[起動型能力]]の解決前に、それが[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合、戦場を離れる直前の[[パワー]]の値を参照する。
  
*例:[[トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblin]][[起動型能力]]の解決前に、それが[[]]を離れた場合、場を離れる直前の[[パワー]]の値を参照する。
+
[[常在型能力]]による効果は「最後の情報」を利用できない。だが「特定の常在型能力を持つこと」をルールが参照している場合、そのルールによって最後の情報が利用されることはありうる。
 +
*例:[[はじける子嚢/Saproling Burst]]から[[生成]]された[[苗木]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]]は、そのはじける子嚢が戦場を離れれば直ちに0/0になる。
 +
*例:[[絆魂]][[感染]]は常在型能力だが、その常在型能力自体が効果を発生させるわけではなく、ダメージに関するルールによってこれらの能力の有無が参照されている。そのルールで「最後の情報を用いる」と規定されているため、これらは最後の情報を利用することができる。
  
呪文や能力の解決時以外には最後の情報を利用することはできない。
+
[[多人数戦]]において何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を必要とする際、そのプレイヤーがゲームから除外されている場合には、オブジェクトの場合と同じように、そのプレイヤーがゲームから除外される直前の「最後の情報」を用いる。
 
+
*例:[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を[[装備]]している[[クリーチャー]]が戦闘ダメージを割り振り、その戦闘ダメージが解決される前にこのクリーチャーが場を離れた場合、カウンターは乗らない。
+
 
+
また、[[常在型能力]]による効果は「最後の情報」を利用できない。
+
 
+
*例:[[はじける子嚢/Saproling Burst]]からでた[[苗木]][[トークン]]は、はじける子嚢が場を離れれば直ちに0/0になる。
+
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
 +
 +
{{#cr:113.7a}}
 +
{{#cr:608.2b}}
 +
{{#cr:608.2h}}
 +
{{#cr:800.4i}}
 +
__NOTOC__

2024年9月26日 (木) 14:53時点における最新版

最後の情報/Last Known Informationとは、あるオブジェクトが以前存在した領域から離れる直前の情報、あるいはゲームから離れているプレイヤーのゲームから除外される直前の情報のことである。英語名から「LKI」と省略されることもある。

呪文起動型能力誘発型能力解決によって発生する効果の処理に際して特定のオブジェクトの情報を必要とする場合、そのオブジェクトが元の領域に残っている場合には、現在の情報を用いる。しかし、そのオブジェクトが領域を移動している場合には、そのオブジェクトが領域を移動する直前の「最後の情報」を用いる。

常在型能力による効果は「最後の情報」を利用できない。だが「特定の常在型能力を持つこと」をルールが参照している場合、そのルールによって最後の情報が利用されることはありうる。

  • 例:はじける子嚢/Saproling Burstから生成された苗木クリーチャートークンは、そのはじける子嚢が戦場を離れれば直ちに0/0になる。
  • 例:絆魂感染は常在型能力だが、その常在型能力自体が効果を発生させるわけではなく、ダメージに関するルールによってこれらの能力の有無が参照されている。そのルールで「最後の情報を用いる」と規定されているため、これらは最後の情報を利用することができる。

多人数戦において何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を必要とする際、そのプレイヤーがゲームから除外されている場合には、オブジェクトの場合と同じように、そのプレイヤーがゲームから除外される直前の「最後の情報」を用いる。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0


QR Code.gif