カード名英語辞典

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=カード名英語辞典=
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{{Stub}}
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カード名の英名に関する表現についての解説です。翻訳に関する場合は[[誤訳/名訳]]を参照。
  
カード名の英名に関する表現についての解説です。
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==類語・同意語==
翻訳に関する場合は[[誤訳/名訳]]を参照。
+
和名は同じまたは似ているが英名が違う単語群
  
*[[#synonyms|類語・同意語(和名は同じまたは似ているが英名が違う単語群)]]
+
===悪人、悪党、悪漢===
*[[#foreign|外来語(固有名詞でない和名と英名の読みが同じ単語)]]
+
;Blackguard
*[[#etymology|語源(英名の由来)]]
+
:道徳のない卑劣な人間。ごろつき。語源は炊事場の下働きの男性。
 +
:*[[破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard]]、[[仮面の悪党/Masked Blackguard]]など
 +
;Hoodlum
 +
:暴力団員、不良少年。語源は少年の泥棒を指した。
 +
:*[[沼のチンピラ/Bog Hoodlums]]
 +
;Hooligan
 +
:暴力沙汰や揉め事を起こす人間。[[Wikipedia:ja:フーリガン|フーリガン]]
 +
:*[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]
 +
;Knave
 +
:詐欺師、ペテン師。頭の回る小悪党。語源は召し使いの少年を指す言葉。
 +
:*[[無情な無頼漢/Ruthless Knave]]
 +
;Miscreant
 +
:良心に欠けた(人)、不道徳な(人)。語源は古仏語で「異端者」。
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:*[[フェアリーの悪党/Faerie Miscreant]]
 +
;Rascal
 +
:悪さをする子供や小動物。わんぱく小僧。
 +
:*[[紙ひれの悪党/Paperfin Rascal]]、[[空想小僧、ピール/Pir, Imaginative Rascal]]
 +
;Rogue
 +
:ならず者。放浪者、一匹狼、追いはぎ。
 +
:*[[ならず者|ならず者(クリーチャー・タイプ)]]、[[つむじ風のならず者/Whirler Rogue]]など
 +
;Ruffian
 +
:冷酷な(人)、信用できない(人)。
 +
:*[[石板通りの悪漢/Slate Street Ruffian]]、[[グレンゾの悪漢仲間/Grenzo's Ruffians]]
 +
;Scoundrel
 +
:名誉や美徳を持たない、下らない悪人。
 +
:*[[欲深い悪漢/Grasping Scoundrel]]、[[クロヴの悪漢/Krovikan Scoundrel]]など
 +
;Thug
 +
:狂暴な人間。雇われた犯罪者。語源はインドに存在した秘密犯罪組織 [[Wikipedia:ja:タギー|Thuggee(タギー)]]。
 +
:*[[ゴルガリの凶漢/Golgari Thug]]、[[骨なしの凶漢/Spineless Thug]]など
 +
;Villain
 +
:広い意味での悪人。物語上の悪役。[[Wikipedia:ja:悪役|ヴィラン]]。
 +
:*[[悪人|悪人(クリーチャー・タイプ)]]
 +
;Wicked
 +
:邪悪な(人)、不道徳な(人)。[[クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches|Witch(魔女)]]と同じ語源。
 +
:*[[悪人に休息なし/No Rest for the Wicked]]
  
===類語・同意語===
+
===暗、闇、影===
*SIZE(20){''犬''}
+
;dark
:dog|広義でネコ(食肉)目イヌ科の哺乳類全般を指す語。一般的にはその中でもイヌ属に当たる家畜化されたもの(厳密には a domestic dog)を指す。
+
:『暗黒』。暗い、闇の、黒い。転じて、「秘した」「凶悪な」「深みのある」などの意味も。
**[[狂犬/Mad Dog]][[黄道の犬/Zodiac Dog]]など
+
:*[[暗黒/Darkness]]、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]など
:hound|人間が狩猟に用いるために訓練を施した犬を指す語。また犬種の内のハウンド種を指す場合もある。a domestic dog と区別して a field dog とされる。
+
:**また[[真に暗き時間/Darkest Hour]]といった訳も。
**[[血の猟犬/Blood Hound]][[巡視犬/Patrol Hound]]など
+
;Umbra
:cur|飼い主のない野外を彷徨する犬を指す語。また「なんの役にも立たない者」という意味を持たせる。同意の a stray dog よりも軽蔑的。
+
:『暗影』。天文用語で、[[Wikipedia:ja:本影|本影]](直接の光が完全に遮断される、完全な陰)。
**[[汚い野犬/Filthy Cur]]
+
:*[[陰影の神秘家/Umbra Mystic]][[ハイエナの陰影/Hyena Umbra]]などの[[陰影鎧]]。
:mongrel|異種間・異品種間の交配によって生じた個体。犬に対して用いることで雑種(犬)を指す。hybrid と違い劣化という意味合いが強い。
+
:**[[暗黒のマントル/Umbral Mantle]]のみ「暗黒」と訳されている。
**[[雑種犬の群/Mongrel Pack]][[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]
+
;Penumbra
 +
:『陰影』。天文用語で、[[Wikipedia:ja:半影|半影]](完全な影ではない)。
 +
:*[[暗影のボブキャット/Penumbra Bobcat]]などの暗影クリーチャー。
 +
;Shadow
 +
:地面などに映った「形(影)」。
 +
:*[[シャドー]]、[[冥界の影/Nether Shadow]][[死の影/Death's Shadow]]など
 +
;Shade
 +
:光が遮られて暗くなっている「空間(陰)」。
 +
:*[[シェイド]]、[[ナントゥーコの影/Nantuko Shade]]、[[リリアナの影/Liliana's Shade]]など
 +
;aphotic
 +
:(深海など光が届かず)無光の。常闇の。
 +
:*[[たなびく暗闇/Aphotic Wisps]]
 +
;Gloom
 +
:『憂鬱』、『薄暗がり』。
 +
:*[[憂鬱/Gloom]]、[[憂鬱の槍/Gloomlance]]、[[鬱外科医/Gloom Surgeon]]、[[鬱後家蜘蛛/Gloomwidow]]など
 +
:*[[薄暗がりを漂うもの/Gloomdrifter]]、[[薄暗がりへの消失/Douse in Gloom]]、[[薄暗狩り/Gloomhunter]]、など
 +
;Duct
 +
:『暗渠(あんきょ)』。導管、送水管、ダクト。
 +
:*[[暗渠を這うもの/Duct Crawler]]、[[ディミーアの水路/Dimir Aqueduct]]
 +
;Murk
 +
:霧などによる陰気な暗さ、暗がり、暗闇、暗黒。
 +
:*[[闇に住まいし者/Murk Dwellers]]、[[アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver]]、[[暗悪鬼のしもべ/Murkfiend Liege]][[ジョルベイの闇潜み/Jorubai Murk Lurker]]
  
*SIZE(20){''茨''}
+
===[[犬]]===
:thorn|植物全般のとげや針の総称。厳密にはサンザシの茨を指す。また「とげのある〜」といった言い回しにも用いられる。
+
;dog
また、ストーリーにおいて同名の地名がある。→[[Thorn]]
+
:広義でネコ(食肉)目イヌ科の哺乳類全般を指す語。一般的にはその中でもイヌ属に当たる家畜化されたもの(厳密には a domestic dog)を指す。
**[[茨の精霊/Thorn Elemental]][[茨の子/Child of Thorns]]など
+
:*[[狂犬/Mad Dog]]、[[黄道の犬/Zodiac Dog]]など
:briar|主に野バラ(a wild rose)の類の茨を指す。brier とも書く。
+
;hound
**[[茨の茂み/Briar Patch]][[茨の盾/Briar Shield]]
+
:[[猟犬]]。人間が狩猟に用いるために訓練を施した犬を指す語。また犬種の内のハウンド種を指す場合もある。a domestic dog と区別して a field dog とされる。
:bramble|主にクロイチゴの木(の茨)を指す。
+
:*[[血の猟犬/Blood Hound]][[巡視犬/Patrol Hound]]など
**[[茨の壁/Wall of Brambles]][[棘茨の精霊/Bramble Elemental]]
+
;cur
 +
:飼い主のない野外を彷徨する犬を指す語。また「なんの役にも立たない者」という意味を持たせる。同意の a stray dog よりも軽蔑的。
 +
:*[[汚い野犬/Filthy Cur]]
 +
;mongrel
 +
:異種間・異品種間の交配によって生じた個体。犬に対して用いることで雑種(犬)を指す。hybrid と違い劣化という意味合いが強い。
 +
:*[[雑種犬の群/Mongrel Pack]][[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]など
 +
;mutt
 +
:雑種犬。mongrelとほぼ同義だが「バカ犬」というニュアンスで、転じて「まぬけ」「うすのろ」といった罵倒語。'''muttonhead'''(羊頭)の略。
 +
:*[[やんちゃな犬/Rambunctious Mutt]]、[[小走り犬/Scuttlemutt]]
 +
;whelp
 +
:子犬のほか、[[狼]]やライオンなどの仔を指す。マジックにおいては[[ドラゴン]]の仔を意味することが多い。[[デュエルファイター刃]]のフェルプゥはこれに由来する。
 +
:*[[幻影の仔/Phantom Whelp]]
  
*SIZE(20){''運命''}
+
===茨===
:fate|マイナスの意味合いが強く、「逃れたくても逃れられない運命」と言うイメージの言葉。
+
;thorn
「死の運命」「行く末」「破滅」といった意味で捉えられる場合があることからもそれが伺える。
+
:植物全般のとげや針の総称。厳密にはサンザシの茨を指す。また「とげのある〜」といった言い回しにも用いられる。
<!-- 逃れられない回避できない運命を指す場合に使う。
+
:また、ストーリーにおいて同名の地名がある。→[[Thorn]]
↑そもそも運命は「不可避」とか「変えづらい」と言うイメージを多分に含んだ言葉。結構重複してる。 -->
+
:*[[茨の精霊/Thorn Elemental]][[茨の子/Child of Thorns]]など
**[[残酷な運命/Cruel Fate]], [[逃れえぬ運命/Sealed Fate]], [[致命的突然変異/Fatal Mutation]]など
+
;briar
:fortune|プラスの意味合いが強く、「幸運」「成功」という意味を持つ語。幸先の良い、前途が明るい運命を指す場合に使う。
+
:主に野バラ(a wild rose)の類の茨を指す。brier とも書く。
**[[運命の逆転/Reversal of Fortune]], [[最後の賭け/Final Fortune]]など
+
:*[[茨の茂み/Briar Patch]][[茨の盾/Briar Shield]]
:destiny|fateやfortune に比べ、「神格的・超自然的」「天から与えられており、どうやっても変えることが出来ない運命」と言うイメージが強い言葉(fateと共に、現代英語では曖昧になっている場合も多い) 。
+
;bramble
<!-- 天命によって定められた超自然的な力に支配されている運命
+
:主にクロイチゴの木(の茨)を指す。
↑運命はもともと「超自然的な力かなにかによって定められている」と言うニュアンスがある。 -->
+
:*[[茨の壁/Wall of Brambles]][[棘茨の精霊/Bramble Elemental]]
**[[運命の日/Day of Destiny]], [[運命の標を示す者/Beacon of Destiny]]など
+
:weird|占い師や信託などによって運命づけられる(支配される)ことを指す。
+
**[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]
+
  
*SIZE(20){''ガラクタ''}
+
===運命===
:bauble|価値が低く品質のよくない物を指す。
+
;fate
**[[ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble]][[ウルザのガラクタ/Urza's Bauble]]など
+
:マイナスの意味合いが強く、「逃れたくても逃れられない運命」と言うイメージの言葉。「死の運命」「行く末」「破滅」といった意味で捉えられる場合があることからもそれがうかがえる。
:junk|壊れたものや不要なもの、廃品を指す。
+
:*[[残酷な運命/Cruel Fate]], [[逃れえぬ運命/Sealed Fate]], [[致命的突然変異/Fatal Mutation]]など
**[[ガラクタ潜り/Junk Diver]][[ガラクタの壁/Wall of Junk]]など
+
;fortune
 +
:プラスの意味合いが強く、fateとは逆に、「幸運」「成功」という意味を持つ語。幸先の良い、前途が明るい運命を指す場合に使う。
 +
:*[[運命の逆転/Reversal of Fortune]], [[最後の賭け/Final Fortune]]など
 +
;destiny
 +
:fateやfortune に比べ、「神格的・超自然的」「天から与えられており、どうやっても変えることが出来ない運命」と言うイメージが強い言葉(fateと共に、現代英語では曖昧になっている場合も多い) 。
 +
:*[[運命の日/Day of Destiny]], [[運命の標を示す者/Beacon of Destiny]]など
 +
;weird
 +
:占い師や信託などによって運命づけられる(支配される)ことを指す。
 +
:*[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]
  
*SIZE(20){''霧''}
+
===ガラクタ===
:fog|視界のきかないほどの濃い霧のことを指す。
+
;bauble
**[[濃霧/Fog]][[深き霧/Heavy Fog]]など
+
:価値が低く品質のよくない宝石や装飾品を指す。
:mist|fog より薄く湿り気の多い霧のことを指す。
+
:*[[ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble]][[ウルザのガラクタ/Urza's Bauble]]など
**[[血に飢えた霧/Hungry Mist]][[淀みの霧/Mist of Stagnation]]など
+
;junk
 +
:壊れたものや不要なもの、廃品を指す。
 +
:*[[ガラクタ潜り/Junk Diver]][[ガラクタの壁/Wall of Junk]]など
  
*SIZE(20){''荒野(荒原)''}
+
===霧===
:waste|「不毛な」「荒廃した」という意味を持つ語。土地が痩せて土壌が衰弱している地を指す。
+
;fog
**[[絶望の荒野/Forsaken Wastes]][[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]など
+
:視界のきかないほどの濃い霧のことを指す。
:wilderness|「無人の地」「果てしない広がり」という意味を持つ語。雑然とした殺伐とした地のことをいう。パレスチナ南方および東方の荒野はこれに当たる。
+
:*[[濃霧/Fog]][[深き霧/Heavy Fog]]など
**[[荒野の精霊/Wilderness Elemental]]
+
;mist
:heath|ヒースというのはツツジ科の低木のこと。イギリス北部やアイルランドの農耕に向かない痩せた土地に繁殖し、その群生地のことも heath と呼ばれるので荒野という意味も持つ。
+
:fog より薄く湿り気の多い霧のことを指す。
**[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
+
:*[[血に飢えた霧/Hungry Mist]][[淀みの霧/Mist of Stagnation]]など
  
*SIZE(20){''竜巻''}
+
===荒野、荒原、荒地===
:twister|「ねじれ」「歪み」という意味を持つ語。直径50メートル以内で寿命は数分程度の規模が小さい竜巻(つむじかぜ)を指す。
+
;waste
**[[砂漠の竜巻/Desert Twister]][[大竜巻/Savage Twister]]
+
:「不毛な」「荒廃した」という意味を持つ語。土地が痩せて土壌が衰弱している地を指す。
:tornado|直径十数メートルから数百メートル瞬間最大風速が時に毎秒100メートルを超すような大型の竜巻を指す。アフリカで起こる旋風を伴った大雷雨もトルネード(tornado)と呼ぶ。
+
:*[[荒地/Wastes]][[不毛の大地/Wasteland]][[絶望の荒野/Forsaken Wastes]][[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]など
**[[大竜巻の精霊/Tornado Elemental]][[Tornado]]
+
;wilderness
:waterspout|海上や湖上で発生する水を巻き上げながら起こる竜巻のことを指す。
+
:「無人の地」「果てしない広がり」という意味を持つ語。雑然とした殺伐とした地のことをいう。パレスチナ南方および東方の荒野はこれに当たる。
**[[竜巻のジン/Waterspout Djinn]],[[竜巻の精霊/Waterspout Elemental]]
+
:*[[荒野の精霊/Wilderness Elemental]]
:snow devil|雪原などで積雪を巻き上げながら起こる twister ほどの竜巻。巻き込まれると目前が吹雪に覆われ真っ白になりまるで悪魔(devil)に襲われているかのように視界がほぼ遮断される。
+
;heath
**[[雪竜巻/Snow Devil]]
+
:ヒースというのはツツジ科の低木のこと。イギリス北部やアイルランドの農耕に向かない痩せた土地に繁殖し、その群生地のことも heath と呼ばれるので荒野という意味も持つ。
 +
:*[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
  
===外来語 [#foreign]===
+
===強欲な、欲の深い===
*SIZE(20){''動物''}
+
;Covetous
:クロコダイル/Crocodile|クロコダイル科に属するワニ。口先が細く尖っており、横から見て一部の歯が見えるのが外見の特徴。熱感知器官を持っている。
+
:『欲深い』。他人の資産や所有物への'''強い欲望'''。''Jealous''(嫉妬)のニュアンスを含む。
**[[皇帝クロコダイル/Emperor Crocodile]]、[[砂州のクロコダイル/Sandbar Crocodile]]など
+
:*[[欲深きドラゴン/Covetous Dragon]]、[[欲深い衝動/Covetous Urge]]
:アリゲーター/Alligator|アリゲーター科に属するワニ。口先が丸く幅があり、横から見て歯が見えないのが外見の特徴。
+
;Avaricious
**[[ルートウォーターのアリゲーター/Rootwater Alligator]]
+
:『強欲な』。金銭や値打ち物への'''強迫的な欲望'''。ケチであるというニュアンスを含む。
:ガリアル/Gharial|''ガビアル/Gavial''とも。ガビアル科に属するワニだが、クロコダイル科ガビアル亜科とする説もある。口が細長いのが外見の特徴で、魚食に特化している。現実にはインドガビアル1種しかいない。
+
:*[[強欲なドラゴン/Avaricious Dragon]]
**[[灰鱗のガリアル/Grayscaled Gharial]]
+
;Rapacious
 +
:『多欲な』。力や所有物への'''満たされることのない欲望'''、およびそれを露わにすること。倫理を逸脱して他者から力ずくで強奪するニュアンスを含む。
 +
:*[[多欲なドラゴン/Rapacious Dragon]]、[[肉喰らうもの/Rapacious One]](やや意訳気味)
  
===語源 [#etymology]===
+
===裂け目、地割れ、亀裂===
:windfall|語の構成はwind(風)+fall(落ちる)。直訳すると「風で落ちたもの」。
+
;rift
語源は木に成った果実(リンゴ)が不意に発した風により落下し手に入ったことから「思いがけない授かりもの」となる。日本の慣用句「棚から牡丹餅」と同意である。
+
:『裂け目』を表すカード名として最も多く使われている。
**[[意外な授かり物/Windfall]]
+
:ストーリー用語の「[[時の裂け目/Time Rift]]」「次元の裂け目/planer rift」もこれである([[時の裂け目から出現したキャラクター]])。
 +
:*[[シャドーの裂け目/Shadow Rift]]、[[稲妻の裂け目/Lightning Rift]]、[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]]など多数({{WHISPER検索/カード名|rift}})
 +
::「断絶」「仲たがい」、また「断層」「地溝」「浅瀬」との意味もあるが、[[断絶/Snap]]、[[断層/Fault Line]]、[[シヴの地溝/Shivan Gorge]]、[[シヴの浅瀬/Shivan Reef]]などはそれぞれ別の英単語が使われている。
 +
;breach
 +
:さまざまな意味がある。
 +
:*侵害 - [[マナ侵害/Mana Breach]]
 +
:*裂け目 - [[裂け目の突破/Through the Breach]]
 +
:*突入口・突破口 - [[突入口/Breach]]、[[次元の突破口/Dimensional Breach]]
 +
:*鯨が水面に躍り出る - [[水跳ねの海馬/Breaching Hippocamp]]
 +
:*[[外殻貫通/Hull Breach]]は意訳か。
 +
::ほかにも「違反」「不履行」、「裏切り」「絶交」「不和」「仲たがい」「断絶」、「砕け波」「寄せ波」、とさまざまな意味がある。
 +
;fracture
 +
:破砕、骨折、挫傷。割れ目、破れ目。
 +
:*破れ目 - [[オーラの破れ目/Aura Fracture]]、[[夢の破れ目/Dream Fracture]]、[[金線の破れ目/Filigree Fracture]]
 +
:*裂け目 - [[本質の裂け目/Essence Fracture]]
 +
:*粉砕 - [[頭蓋骨の粉砕/Skull Fracture]]
 +
:*くじける - [[くじけた忠誠/Fractured Loyalty]]
 +
:*砕ける - [[砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone]]
 +
;crevice
 +
:(狭く深い)裂け目、割れ目、隙間
 +
:*[[地熱の割れ目/Geothermal Crevice]]
 +
;chasm
 +
:(幅の広く深い)裂け目、深い淵、深淵。(感情や意見の)隔たり、亀裂。
 +
:*[[Glacial Chasm]]、[[地割れのドレイク/Chasm Drake]]、[[地割れ潜み/Chasm Skulker]]
 +
;fissure
 +
:亀裂、割れ目、裂け目、ひび、分裂
 +
:*[[地割れ/Fissure]]、[[地割れの孔/Fissure Vent]]、[[口を開く地割れ/Yawning Fissure]]
 +
:*[[時間の亀裂/Temporal Fissure]]
 +
;break
 +
:あまりにも多くの意味がある。名詞としての用途に限っても「裂け目」「小休止」「中断」「急変」「夜明け」「脱獄」「断絶」「分岐点」「急転回」「暴落」「失態」「幸運」など。
 +
:*亀裂 - [[地盤の亀裂/Tectonic Break]]
 +
:他は{{WHISPER検索/カード名|break}}を参照。訳語も多種多様。
 +
 
 +
===執政===
 +
;Regent
 +
:摂政や関白。カード名では[[ドラゴン]]に多く、主に「執政」「主」と訳されるほか[[王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent]]のようなカードも。
 +
:*[[明けの林の主/Dawnglade Regent]]、[[濁浪の執政/Murktide Regent]]など。
 +
;Steward
 +
:執事、給仕、幹事、乗務員。女性形になると[[Wikipedia:ja:スチュワーデス|スチュワーデス]]。カード名では「仕える者」「使用人」「世話役」と訳されるほか[[指輪物語:中つ国の伝承]]では「執政」とも。また[[神話の重鎮、ヴォーソス/Vorthos, Steward of Myth]]のようなカードも。
 +
:*[[自然に仕える者、ニッサ/Nissa, Steward of Elements]]、[[リリアナの使用人/Liliana's Steward]]、[[神社の世話役/Shrine Steward]]、[[統治する執政、デネソール/Denethor, Ruling Steward]]など。
 +
;Archon
 +
:「執政官」と訳されることが多いが、[[職業]]ではなく「アルコン」という[[種族]]。[[執政官]]を参照。[[陰謀団の執政官/Cabal Archon]]のみ[[人間]]・[[クレリック]]で、本来の意味で使用されている。
 +
:*[[魅力的な執政官/Blazing Archon]]、[[復讐に燃えたアルコン/Vengeful Archon]]など。
 +
 
 +
===勝利===
 +
;Victory
 +
:「勝利」を意味する最も一般的な言葉。
 +
:*[[勝利の戦車/Chariot of Victory]]、[[合同勝利/Coalition Victory]]、[[勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory]]など。
 +
;Triumph
 +
:「完全な勝利」「大成功」「偉業」、あるいは「勝利や成功に伴う喜び」。発音は「トライアンフ」。
 +
:*[[凱旋の神殿/Temple of Triumph]]、[[獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity]]、[[大軍の功績/Triumph of the Hordes]]など。
 +
:;Triumphant
 +
::「勝利を収めた」「勝ち誇った」。
 +
::*[[勝利への躍進/Triumphant Surge]]、[[勝利の算段/Triumphant Reckoning]]、[[勝利した冒険者/Triumphant Adventurer]]、[[勝利者の帰還/Return Triumphant]]
 +
;Win
 +
:「勝つ」。ルール用語の[[勝利]]はこれ。[[敗北]]を意味するloseと対になる。
 +
:*[[Control Win Condition (playtest)]]
 +
:;Winner
 +
::「勝者」「受賞者」「勝ち馬」。
 +
::*[[大勝利者/Big Winner]]
 +
 
 +
===試練===
 +
;Test
 +
:何かを試す行為全般を指す。「試練」のほか、学業における「試験」「テスト」、化学的な「試験」「検査」など。
 +
:*[[忍耐の試練/Test of Endurance]]、[[信仰の試練/Test of Faith]]など。
 +
;Trial
 +
:testと同じく「試練」「試験」を意味するが、より形式張った表現。
 +
:*[[結束の試練/Trial of Solidarity]]、[[試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials]]など。
 +
;Ordeal
 +
:「厳しい試練」「辛く苦しい経験」。testよりも形式張った表現。元々は過酷な試練に耐え抜いた者を無罪とする裁判法、「神判」「試罪法」を意味する言葉である。
 +
:*[[ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod]]、[[苦々しい試練/Bitter Ordeal]]など。
 +
 
 +
===征服===
 +
;Conquer
 +
:征服する。武力や努力で打ち勝つ、勝ち取る、奪う。
 +
:*[[征服/Conquer]]、[[征服するマンティコア/Conquering Manticore]]
 +
:;Conquest
 +
::征服。conquerによって獲得したもの。占領地。
 +
::[[統率者戦]]の[[ハウスルール]]のひとつとしてConquest(コンクエスト)というものもある。
 +
::*[[リッチの騎士の征服/Lich-Knights' Conquest]]
 +
:;Conquerer
 +
::征服者。侵略者。スペイン語だと'''Conquistador'''(Conquistaする者)。
 +
::[[Wikipedia:ja:コンキスタドール]]、[[吸血鬼/Vampire#イクサラン]]、[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk#その他]]も参照。
 +
::*[[征服者のガレオン船/Conqueror's Galleon]]、[[ヴラスカの征服者/Vraska's Conquistador]]など
 +
;Overcome
 +
:征服する、打ち勝つ、克服する。
 +
:*[[超克/Overcome]]
 +
;Subdual
 +
:征服、抑圧、抑制、緩和。
 +
:*[[制圧の輝き/Glare of Subdual]]、[[神秘の制圧/Mystic Subdual]]
 +
;Subjugate
 +
:征服する、抑圧する、従属させる。
 +
:*[[ホビットの隷属/Subjugate the Hobbits]]、[[支配の天使/Subjugator Angel]]、[[ウィークストーンの支配力/Weakstone's Subjugation]]
 +
 
 +
===竜巻===
 +
;twister
 +
:「ねじれ」「歪み」という意味を持つ語。直径50メートル以内で寿命は数分程度の規模が小さい竜巻(つむじかぜ)を指す。
 +
:*[[砂漠の竜巻/Desert Twister]]、[[大竜巻/Savage Twister]]
 +
;tornado
 +
:直径十数メートルから数百メートル瞬間最大風速が時に毎秒100メートルを超すような大型の竜巻を指す。アフリカで起こる旋風を伴った大雷雨もトルネード(tornado)と呼ぶ。
 +
:*[[大竜巻の精霊/Tornado Elemental]]、[[Tornado]]
 +
;waterspout
 +
:海上や湖上で発生する水を巻き上げながら起こる竜巻のことを指す。
 +
:*[[竜巻のジン/Waterspout Djinn]]、[[竜巻の精霊/Waterspout Elemental]]など
 +
::*派生して[[炎渦竜巻/Firespout]]、[[霊気渦竜巻/Aetherspouts]]などとも。
 +
;snow devil
 +
:雪原などで積雪を巻き上げながら起こる twister ほどの竜巻。巻き込まれると目前が吹雪に覆われ真っ白になりまるで悪魔(devil)に襲われているかのように視界がほぼ遮断される。
 +
:*[[雪竜巻/Snow Devil]]
 +
 
 +
===沼、湿地===
 +
;swamp
 +
:bogより広く、高木が生えていることもある。
 +
:*[[沼/Swamp]]など
 +
;bog
 +
:それほど広くなく、植物も草か低木くらいしかない。
 +
:*[[ボジューカの沼/Bojuka Bog]]など
 +
;marsh
 +
:通例木がなく草が生え、周期的に冠水する沼。
 +
:*[[花盛りの湿地/Blooming Marsh]]など
 +
;quagmire
 +
:泥沼
 +
:*[[Quagmire]]
 +
:*[[泥沼のヤツメウナギ/Quagmire Lamprey]]など
 +
 
 +
===墓===
 +
;Grave
 +
:『墓』を意味する最も一般的な語で、死骸を葬った場所すべてを意味する。重大な、ゆゆしい、厳粛な、といった意味も。
 +
:訳は一定しておらずさまざま。
 +
:*[[グレイブディガー/Gravedigger]]
 +
:*悲惨な - [[悲惨な結末/Grave Consequences]]
 +
:*死の - [[死の隷従/Grave Servitude]]
 +
:*墓 - [[墓荒らし/Grave Defiler]]、[[湿った墓/Watery Grave]]、[[墓の入れ替え/Grave Exchange]]など
 +
:*墓場 - [[揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave]]、[[墓場からの復活/Rise from the Grave]]、[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]など
 +
:*墓穴 - [[浅すぎる墓穴の呪い/Curse of Shallow Graves]]、[[墓穴までの契約/Grave Pact]]、[[墓穴の模範/Paragon of Open Graves]]など
 +
:*墓所 - [[墓所の嵐/Gravestorm]]、[[墓所王の探索/Quest for the Gravelord]]、[[墓所のタイタン/Grave Titan]]など
 +
:*墓地 - [[墓地生まれの君主/Gravespawn Sovereign]]
 +
:;Crypt
 +
::『墓所』。語源はギリシャ語で「地下室」の意。穴蔵、納骨用の地下室、遺体安置所。
 +
::*[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]、[[血の墓所/Blood Crypt]]、[[アガディームの墓所/Crypt of Agadeem]]など
 +
:::また、Crypticで「謎めいた」となる。
 +
:;Graveyard
 +
::[[マジック]]で[[領域]]の『[[墓地]]』を指す語はこれ。特に、教会の近くにあるものを指す。
 +
::*[[灯籠の灯る墓地/Lantern-Lit Graveyard]]、[[墓地のシャベル/Graveyard Shovel]]
 +
:;Cemetery
 +
::こちらも『墓地』。だが、教会に属していない共同墓地を指す。
 +
::*[[定員過剰の墓地/Oversold Cemetery]]、[[森林の墓地/Woodland Cemetery]]など
 +
::;Catacomb
 +
:::『地下墓地』。ローマの「カタコンベ」。
 +
:::*[[新緑の地下墓地/Verdant Catacombs]]、[[水没した地下墓地/Drowned Catacomb]]など
 +
 
 +
;Tomb
 +
:『墳墓』。墓石のついたりっぱな墓。埋葬室、霊廟、墓標。
 +
:*[[古えの墳墓/Ancient Tomb]]、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]など
 +
:**[[ラヴニカ:ギルドの都]]の[[草むした墓/Overgrown Tomb]]と[[安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb]]のみテンプレートから外れている。[[草むした墓/Overgrown Tomb]]参照。
 +
:;Entomb
 +
::埋葬する、葬る。「[[埋葬]]/Bury」との被りに配慮して、『納墓』という造語を当てている。
 +
::*[[納墓/Entomb]]、[[墓暴き/Disentomb]]、[[納墓の総督/Entomber Exarch]]
 +
:;Hecatomb
 +
::(古代ギリシャ・ローマで神にささげられた)[[雄牛]]100頭のいけにえ。多数の犠牲、大虐殺。
 +
::*[[あまたの生け贄/Hecatomb]]
 +
 
 +
;Drownyard
 +
:Drownは「溺れ死ぬ」。Graveyardとかけた造語。
 +
:*[[ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard]]
 +
 
 +
;graf
 +
:オランダ語(とフランス語)で『墓』を意味する([https://mtg-jp.com/reading/translated/stf/0004347/ 音素、それはフレイバーの分子])。[[イニストラード・ブロック]]にて使われた。
 +
:*[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]、[[黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity]]、[[憑依された沼墓/Haunted Fengraf]]
 +
:;Diregraf
 +
::日本語版、中国語版では『戦墓』と訳されている。造語。
 +
::direは「恐ろしい、悲惨な、ひどい」という意味の英語。もしくはフランス語では「言う」。何らかの言語で「戦」という意味があるのではないかと思われる。
 +
::*[[戦墓のグール/Diregraf Ghoul]]、[[戦墓の隊長/Diregraf Captain]]、[[戦墓の随員/Diregraf Escort]]
 +
::他言語でも各々翻訳しているがフランス語版だけは「Diregraf」のまま。
 +
::;ドイツ語版:Düstergrab
 +
:::Düster「暗い」。
 +
::;イタリア語版:Cimitero di Guerra
 +
:::Guerra「戦争、戦闘」。
 +
::;ポルトガル語版:Cemitério do Terror
 +
:::Terror「恐怖、驚愕、脅威、困難」。
 +
::;ロシア語版:Места Резни
 +
:::Места「場所、土地」。
 +
:::Резни「大虐殺」。
 +
::;スペイン語版:tumbanefasta
 +
:::nefasto「不吉な」。
 +
 
 +
===蜂===
 +
;Bee
 +
:ハナバチ類。ハチのうち、幼虫の餌として花粉や花の蜜を集めるものの総称。比較的丸っこく、毛に覆われたものが多い。[[Wikipedia:ja:ミツバチ|ミツバチ]]、[[Wikipedia:ja:クマバチ|クマバチ]]、[[Wikipedia:ja:マルハナバチ|マルハナバチ]]など。
 +
:*[[蜂の一刺し/Bee Sting]]、[[殺人蜂/Killer Bees]]、[[ウンヤロ蜂/Unyaro Bees]]など。
 +
;Wasp
 +
:狩りバチや寄生バチの仲間。ハチのうち、幼虫の餌として他の昆虫を狩る、あるいは他の昆虫の体内に直接卵を産みつけるものの総称。比較的細長く、特に胸部と腹部の接続部が細くくびれているものが多い。[[Wikipedia:ja:スズメバチ|スズメバチ]]、[[Wikipedia:ja:アシナガバチ|アシナガバチ]]、[[Wikipedia:ja:ジガバチ|ジガバチ]]など。
 +
:*[[破滅蜂の苦悩/Banewasp Affliction]]、[[巨大埃バチ/Giant Dustwasp]]、[[スズメバチの槍兵/Wasp Lancer]]など。
 +
;Hornet
 +
:スズメバチ。詳細は[[カード名百科事典#スズメバチ|カード名百科事典]]を参照。
 +
:*[[スズメバチの巣/Hornet Nest]]、[[女王スズメバチ/Hornet Queen]]、[[スズメバチの一刺し/Hornet Sting]]など。
 +
;Drone
 +
:元は「ミツバチの雄」を指す言葉だが、転じて「怠け者」や「無人機」などの意味でも使われる。[[ドローン#ストーリー|ドローン]]も参照。
 +
:*[[戦慄の徒食者/Dread Drone]]、[[スパイクの徒食者/Spike Drone]]、[[訓練する徒食者/Training Drone]]など。
 +
 
 +
===[[蛇]]、[[海蛇]]===
 +
;Snake
 +
:ヘビ全般を指す最も一般的な言葉。
 +
:*[[神秘の蛇/Mystic Snake]]、[[蛇かご/Snake Basket]]、[[蛇変化/Snakeform]]など。
 +
:;Boa
 +
::ボア。有鱗目ボア科のヘビの総称。詳細は[[カード名百科事典#ボア|カード名百科事典]]を参照。
 +
::*[[リバー・ボア/River Boa]]、[[湿地のボア/Marsh Boa]]、[[ゾンビ・ボア/Zombie Boa]]など。
 +
:;Python
 +
::ニシキヘビ。有鱗目ニシキヘビ科のヘビの総称。詳細は[[カード名百科事典#ニシキヘビ|カード名百科事典]]を参照。
 +
::*[[ニシキヘビ/Python]]のみ。
 +
::;Constrictor
 +
:::ボア科やニシキヘビ科のヘビの俗称。直訳すると「締めつける者」で、これらのヘビが獲物に体を巻きつけ、締め上げて窒息死させることに由来する。
 +
:::*[[締めつけるボア/Boa Constrictor]]、[[首絞め/Noose Constrictor]]、[[巻きつき蛇/Winding Constrictor]]など。
 +
:;Viper
 +
::クサリヘビ。有鱗目クサリヘビ科のヘビの総称。日本語版カード名での[[テンプレート|定訳]]は「バイパー」。詳細は[[カード名百科事典#バイパー|カード名百科事典]]を参照。
 +
::*[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]]、[[とぐろ巻きブリキクサリヘビ/Coiled Tinviper]]、[[毒蛇座の口づけ/Viper's Kiss]]など。
 +
;Serpent
 +
:snakeよりも文語的な言葉で、比較的大型のものを指す。なお[[クリーチャー・タイプ]]の[[海蛇|海蛇/Serpent]]は伝承上の[[Wikipedia:ja:シーサーペント|シーサーペント]]のことであり、[[カード名]]でもこの意味で使われているものがある。
 +
:*[[大海蛇/Sea Serpent]]、[[湾口の海蛇/Harbor Serpent]]、[[大蛇の儀式/Rite of the Serpent]]など。
 +
 
 +
===勇者===
 +
;Champion
 +
:理想や他者のために戦う人物。試合の勝者。時期によっては'''チャンピオン'''と音訳される。[[キーワード能力]]の[[覇権]]もこれ。
 +
:*[[正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice]]、[[オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion]]、[[乱雲の英雄/Nimbus Champion]]など
 +
;Valiant
 +
:危険な状況の中でも勇気を失わずに英雄的な行動に出るさま。またそうした人物。
 +
:*[[スレイベンの勇者/Thraben Valiant]]、[[勇者の守護神/Patron of the Valiant]]、[[雄々しい救出者/Valiant Rescuer]]など
 +
 
 +
===らせん===
 +
[[ウルザズ・サーガ]]の[[時のらせん/Time Spiral]]および[[ミシュラのらせん/Mishra's Helix]]が初出だが、この時点ですでに訳語が被っている。
 +
 
 +
スパイラルとヘリックスの混同は英語でも見られるが、日本語とは逆に、本来ヘリックスであるものがスパイラルと呼ばれることが多い。たとえば、螺旋階段は英語ではspiral stairwayである([[Wikipedia:ja:渦巻|参考]])。
 +
;Spiral
 +
:[[Wikipedia:ja:渦巻|渦巻]]。2次元曲線。(蚊取り線香、アンモナイトの殻、ロールケーキなど)
 +
:*[[螺旋形の燃えさし/Spiraling Embers]]、[[自然のらせん/Nature's Spiral]]、[[らせんの決闘者/Spiraling Duelist]]など
 +
;Helix
 +
:[[Wikipedia:ja:螺旋|螺旋]]。3次元曲線。(アサガオのつる、コイルばね、DNA、ねじ山など)
 +
:*[[呪文織りのらせん/Spellweaver Helix]]、[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]、[[らせんの円錐/Helix Pinnacle]]など
 +
 
 +
===霊、魂===
 +
クリーチャー・タイプとしては[[スピリット]]が主であるが、ほかに[[レイス]]、[[スペクター]]、[[エレメンタル]]、[[アバター]]などである場合も。
 +
 
 +
;Spirit
 +
:『精』、『霊』、『[[スピリット]]』、『魂』、『霊魂』、また『精霊』などとも。
 +
:*[[雲の精/Cloud Spirit]]、[[易者の霊/Diviner Spirit]]、[[夜のスピリット/Spirit of the Night]]、[[魂の消耗/Consume Spirit]]、[[迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth]]、[[精霊の石塚/Spirit Cairn]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Spirit}})
 +
:;Ghost
 +
::『幽霊』。
 +
::*[[幽霊街/Ghost Quarter]]、[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]、[[幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Ghost}})
 +
:;Geist
 +
::『[[霊/Geist]]』。ドイツ語で精神(知力、理知、 神髄、思潮、気風、熱情、芸術志向、知的感受性、思想)を意味するが、転じて生命(精霊、幽霊、亡霊、幽鬼、妖精、妖魔、魔物、聖霊、守護神)などとも。
 +
::[[イニストラード・ブロック]]で初登場し、一気に数を増やした。
 +
::*[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]、[[霊捕らえの装置/Geistcatcher's Rig]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Geist}})
 +
::;Poltergeist
 +
:::『騒霊』、『[[WIkipedia:ja:ポルターガイスト|ポルターガイスト]]』。
 +
:::*[[異形の騒霊/Xenic Poltergeist]]、[[悪戯なポルターガイスト/Mischievous Poltergeist]]、[[怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist]](および[[Poultrygeist]])
 +
:;Apparition
 +
::『亡霊』。
 +
::*[[立ち去らぬ亡霊/Haunting Apparition]]など({{WHISPER検索/カード名|Apparition}})
 +
:;Revenant
 +
::『亡霊』『帰還者』。
 +
::*[[亡霊の首領/Revenant Patriarch]]、[[ニルカーナの亡霊/Nirkana Revenant]]、[[孤独な亡霊/Lone Revenant]]
 +
::*[[黄泉からの帰還者/Revenant]]、[[闇の帰還者/Dark Revenant]]
 +
:;Eidolon
 +
::『幻霊』。
 +
::[[ディセンション]]で[[サイクル]]として登場し、その後[[テーロス・ブロック]]にて10枚増えた。
 +
::*[[極光の幻霊/Aurora Eidolon]]サイクル、[[希望の幻霊/Hopeful Eidolon]]など({{WHISPER検索/カード名|Eidolon}})
 +
;Soul
 +
:『魂』。
 +
:*[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]、[[テーロスの魂/Soul of Theros]]サイクルなど多数({{WHISPER検索/カード名|Soul}})
 +
:;Oversoul
 +
::
 +
::*[[薄暮の大霊/Oversoul of Dusk]]
 +
;Ancestor
 +
:『祖』『先祖』。必ずしも霊ではない。『祖霊』と意訳されるほか、[[オタリア/Otaria]]の『祖神/The Ancestor』を指す場合も。
 +
:*[[ムル・ダヤの祖、オブーン/Obuun, Mul Daya Ancestor]]
 +
:*[[縁切られた先祖/Disowned Ancestor]]、[[先祖の結集/Rally the Ancestors]]
 +
:*[[恵みの祖霊/Auspicious Ancestor]]、[[尊い祖霊/Benevolent Ancestor]]
 +
:*[[祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor's Apostle]]、[[祖神に選ばれし者/Ancestor's Chosen]]
 +
;Karmic
 +
:『霊体』。
 +
:*[[霊体の先達/Karmic Guide]]、[[霊体の正義/Karmic Justice]]
 +
;Astral
 +
:『霊体』。[[シャドー]]の項も参照。
 +
:*[[霊体の地滑り/Astral Slide]]、[[鋼の霊体/Astral Steel]]、[[霊体のヤギ角/Astral Cornucopia]]
 +
;Wraith
 +
:『悪霊』。[[レイス]]。
 +
:*[[沼の悪霊/Bog Wraith]]など({{WHISPER検索/カード名|Wraith}})
 +
::*[[森の悪霊の堕落者/Woodwraith Corrupter]]、[[森の悪霊の絞殺者/Woodwraith Strangler]]はレイスではない。
 +
;Specter
 +
:『死霊』。[[スペクター]]。恐ろしいもの、不安のもと。心に浮かぶ恐ろしい幻影。語源はラテン語「見えるもの」の意。
 +
:*[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Specter}})
 +
;Elemental
 +
:『精霊』。[[エレメンタル]]。
 +
:*[[大気の精霊/Air Elemental]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Elemental}})
 +
:;Ancient
 +
::『古え』『古代』『古きもの』『年経た』との訳が多いが、エレメンタルである場合には『古霊』と訳されている。
 +
::*[[忘れられた古霊/Forgotten Ancient]]、[[天界の古霊/Celestial Ancient]]
 +
;Malignus
 +
:
 +
:*[[害霊/Malignus]]。「悪い/malus」と「属/genus」を組み合わせたラテン語であり、「霊」はクリーチャー・タイプを汲んだ意訳。
 +
;Mausoleum
 +
:『霊廟』。
 +
:*[[霊廟の護衛/Mausoleum Guard]]、[[霊廟の牢番/Mausoleum Turnkey]]
 +
;Vault
 +
:何割かが『大霊堂』と訳されている。ほかに「櫃」「縦穴」「蔵」「谷」「宝物庫」などとも訳されており、[[From the Vault]]はこれ。動詞としては「跳躍する」という意味も。
 +
:*[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]]など({{WHISPER検索/カード名|Vault}})
 +
;Aether
 +
:『上天』(天空、青空)。『[[霊気/Aether|霊気]]』([[Wikipedia:ja:エーテル|エーテル]])。Etherとも。語源はギリシャ語「天空上層の空気」の意。
 +
:*[[上天の嵐/Aether Storm]]など多数({{WHISPER検索/カード名|Aether}})
 +
;Psionic
 +
:『心霊』『霊力』。
 +
:*[[心霊破/Psionic Blast]]など
 +
 
 +
==外来語==
 +
固有名詞でない和名と英名の読みが同じ単語。
 +
===動物===
 +
;ワニ
 +
:クリーチャー・タイプとしてはかつて[[クロコダイル]]と[[アリゲーター]]に分かれていたが、クロコダイルに統一された。
 +
:;クロコダイル/Crocodile
 +
::クロコダイル科に属するワニ。口先が細く尖っており、横から見て一部の歯が見えるのが外見の特徴。熱感知器官を持っている。
 +
::*[[皇帝クロコダイル/Emperor Crocodile]]、[[砂州のクロコダイル/Sandbar Crocodile]]など
 +
:;アリゲーター/Alligator
 +
::アリゲーター科に属するワニ。口先が丸く幅があり、横から見て歯が見えないのが外見の特徴。
 +
::*[[ルートウォーターのアリゲーター/Rootwater Alligator]]
 +
:;ガリアル/Gharial
 +
::'''ガビアル/Gavial'''とも。ガビアル科に属するワニだが、クロコダイル科ガビアル亜科とする説もある。口が細長いのが外見の特徴で、魚食に特化している。現実にはインドガビアル1種しかいない。
 +
::*[[灰鱗のガリアル/Grayscaled Gharial]]
 +
 
 +
==語源==
 +
英名の由来
 +
;<span id="windfall">windfall</span>
 +
:語の構成はwind(風)+fall(落ちる)。直訳すると「風で落ちたもの」。
 +
:語源は木に成った果実(リンゴ)が不意に発した風により落下し手に入ったことから「思いがけない授かりもの」となる。日本の慣用句「棚から牡丹餅」と同意である。
 +
:*[[意外な授かり物/Windfall]]
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[カード名国語辞典]]
 +
*[[カード名百科事典]]
 
*[[その他]]
 
*[[その他]]

2024年6月21日 (金) 04:06時点における最新版

カード名の英名に関する表現についての解説です。翻訳に関する場合は誤訳/名訳を参照。

目次

[編集] 類語・同意語

和名は同じまたは似ているが英名が違う単語群

[編集] 悪人、悪党、悪漢

Blackguard
道徳のない卑劣な人間。ごろつき。語源は炊事場の下働きの男性。
Hoodlum
暴力団員、不良少年。語源は少年の泥棒を指した。
Hooligan
暴力沙汰や揉め事を起こす人間。フーリガン
Knave
詐欺師、ペテン師。頭の回る小悪党。語源は召し使いの少年を指す言葉。
Miscreant
良心に欠けた(人)、不道徳な(人)。語源は古仏語で「異端者」。
Rascal
悪さをする子供や小動物。わんぱく小僧。
Rogue
ならず者。放浪者、一匹狼、追いはぎ。
Ruffian
冷酷な(人)、信用できない(人)。
Scoundrel
名誉や美徳を持たない、下らない悪人。
Thug
狂暴な人間。雇われた犯罪者。語源はインドに存在した秘密犯罪組織 Thuggee(タギー)
Villain
広い意味での悪人。物語上の悪役。ヴィラン
Wicked
邪悪な(人)、不道徳な(人)。Witch(魔女)と同じ語源。

[編集] 暗、闇、影

dark
『暗黒』。暗い、闇の、黒い。転じて、「秘した」「凶悪な」「深みのある」などの意味も。
Umbra
『暗影』。天文用語で、本影(直接の光が完全に遮断される、完全な陰)。
Penumbra
『陰影』。天文用語で、半影(完全な影ではない)。
Shadow
地面などに映った「形(影)」。
Shade
光が遮られて暗くなっている「空間(陰)」。
aphotic
(深海など光が届かず)無光の。常闇の。
Gloom
『憂鬱』、『薄暗がり』。
Duct
『暗渠(あんきょ)』。導管、送水管、ダクト。
Murk
霧などによる陰気な暗さ、暗がり、暗闇、暗黒。

[編集]

dog
広義でネコ(食肉)目イヌ科の哺乳類全般を指す語。一般的にはその中でもイヌ属に当たる家畜化されたもの(厳密には a domestic dog)を指す。
hound
猟犬。人間が狩猟に用いるために訓練を施した犬を指す語。また犬種の内のハウンド種を指す場合もある。a domestic dog と区別して a field dog とされる。
cur
飼い主のない野外を彷徨する犬を指す語。また「なんの役にも立たない者」という意味を持たせる。同意の a stray dog よりも軽蔑的。
mongrel
異種間・異品種間の交配によって生じた個体。犬に対して用いることで雑種(犬)を指す。hybrid と違い劣化という意味合いが強い。
mutt
雑種犬。mongrelとほぼ同義だが「バカ犬」というニュアンスで、転じて「まぬけ」「うすのろ」といった罵倒語。muttonhead(羊頭)の略。
whelp
子犬のほか、やライオンなどの仔を指す。マジックにおいてはドラゴンの仔を意味することが多い。デュエルファイター刃のフェルプゥはこれに由来する。

[編集]

thorn
植物全般のとげや針の総称。厳密にはサンザシの茨を指す。また「とげのある〜」といった言い回しにも用いられる。
また、ストーリーにおいて同名の地名がある。→Thorn
briar
主に野バラ(a wild rose)の類の茨を指す。brier とも書く。
bramble
主にクロイチゴの木(の茨)を指す。

[編集] 運命

fate
マイナスの意味合いが強く、「逃れたくても逃れられない運命」と言うイメージの言葉。「死の運命」「行く末」「破滅」といった意味で捉えられる場合があることからもそれがうかがえる。
fortune
プラスの意味合いが強く、fateとは逆に、「幸運」「成功」という意味を持つ語。幸先の良い、前途が明るい運命を指す場合に使う。
destiny
fateやfortune に比べ、「神格的・超自然的」「天から与えられており、どうやっても変えることが出来ない運命」と言うイメージが強い言葉(fateと共に、現代英語では曖昧になっている場合も多い) 。
weird
占い師や信託などによって運命づけられる(支配される)ことを指す。

[編集] ガラクタ

bauble
価値が低く品質のよくない宝石や装飾品を指す。
junk
壊れたものや不要なもの、廃品を指す。

[編集]

fog
視界のきかないほどの濃い霧のことを指す。
mist
fog より薄く湿り気の多い霧のことを指す。

[編集] 荒野、荒原、荒地

waste
「不毛な」「荒廃した」という意味を持つ語。土地が痩せて土壌が衰弱している地を指す。
wilderness
「無人の地」「果てしない広がり」という意味を持つ語。雑然とした殺伐とした地のことをいう。パレスチナ南方および東方の荒野はこれに当たる。
heath
ヒースというのはツツジ科の低木のこと。イギリス北部やアイルランドの農耕に向かない痩せた土地に繁殖し、その群生地のことも heath と呼ばれるので荒野という意味も持つ。

[編集] 強欲な、欲の深い

Covetous
『欲深い』。他人の資産や所有物への強い欲望Jealous(嫉妬)のニュアンスを含む。
Avaricious
『強欲な』。金銭や値打ち物への強迫的な欲望。ケチであるというニュアンスを含む。
Rapacious
『多欲な』。力や所有物への満たされることのない欲望、およびそれを露わにすること。倫理を逸脱して他者から力ずくで強奪するニュアンスを含む。

[編集] 裂け目、地割れ、亀裂

rift
『裂け目』を表すカード名として最も多く使われている。
ストーリー用語の「時の裂け目/Time Rift」「次元の裂け目/planer rift」もこれである(時の裂け目から出現したキャラクター)。
「断絶」「仲たがい」、また「断層」「地溝」「浅瀬」との意味もあるが、断絶/Snap断層/Fault Lineシヴの地溝/Shivan Gorgeシヴの浅瀬/Shivan Reefなどはそれぞれ別の英単語が使われている。
breach
さまざまな意味がある。
ほかにも「違反」「不履行」、「裏切り」「絶交」「不和」「仲たがい」「断絶」、「砕け波」「寄せ波」、とさまざまな意味がある。
fracture
破砕、骨折、挫傷。割れ目、破れ目。
crevice
(狭く深い)裂け目、割れ目、隙間
chasm
(幅の広く深い)裂け目、深い淵、深淵。(感情や意見の)隔たり、亀裂。
fissure
亀裂、割れ目、裂け目、ひび、分裂
break
あまりにも多くの意味がある。名詞としての用途に限っても「裂け目」「小休止」「中断」「急変」「夜明け」「脱獄」「断絶」「分岐点」「急転回」「暴落」「失態」「幸運」など。
他はカード名を「break」で検索を参照。訳語も多種多様。

[編集] 執政

Regent
摂政や関白。カード名ではドラゴンに多く、主に「執政」「主」と訳されるほか王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regentのようなカードも。
Steward
執事、給仕、幹事、乗務員。女性形になるとスチュワーデス。カード名では「仕える者」「使用人」「世話役」と訳されるほか指輪物語:中つ国の伝承では「執政」とも。また神話の重鎮、ヴォーソス/Vorthos, Steward of Mythのようなカードも。
Archon
「執政官」と訳されることが多いが、職業ではなく「アルコン」という種族執政官を参照。陰謀団の執政官/Cabal Archonのみ人間クレリックで、本来の意味で使用されている。

[編集] 勝利

Victory
「勝利」を意味する最も一般的な言葉。
Triumph
「完全な勝利」「大成功」「偉業」、あるいは「勝利や成功に伴う喜び」。発音は「トライアンフ」。
Triumphant
「勝利を収めた」「勝ち誇った」。
Win
「勝つ」。ルール用語の勝利はこれ。敗北を意味するloseと対になる。
Winner
「勝者」「受賞者」「勝ち馬」。

[編集] 試練

Test
何かを試す行為全般を指す。「試練」のほか、学業における「試験」「テスト」、化学的な「試験」「検査」など。
Trial
testと同じく「試練」「試験」を意味するが、より形式張った表現。
Ordeal
「厳しい試練」「辛く苦しい経験」。testよりも形式張った表現。元々は過酷な試練に耐え抜いた者を無罪とする裁判法、「神判」「試罪法」を意味する言葉である。

[編集] 征服

Conquer
征服する。武力や努力で打ち勝つ、勝ち取る、奪う。
Conquest
征服。conquerによって獲得したもの。占領地。
統率者戦ハウスルールのひとつとしてConquest(コンクエスト)というものもある。
Conquerer
征服者。侵略者。スペイン語だとConquistador(Conquistaする者)。
Wikipedia:ja:コンキスタドール吸血鬼/Vampire#イクサラン薄暮の軍団/The Legion of Dusk#その他も参照。
Overcome
征服する、打ち勝つ、克服する。
Subdual
征服、抑圧、抑制、緩和。
Subjugate
征服する、抑圧する、従属させる。

[編集] 竜巻

twister
「ねじれ」「歪み」という意味を持つ語。直径50メートル以内で寿命は数分程度の規模が小さい竜巻(つむじかぜ)を指す。
tornado
直径十数メートルから数百メートル瞬間最大風速が時に毎秒100メートルを超すような大型の竜巻を指す。アフリカで起こる旋風を伴った大雷雨もトルネード(tornado)と呼ぶ。
waterspout
海上や湖上で発生する水を巻き上げながら起こる竜巻のことを指す。
snow devil
雪原などで積雪を巻き上げながら起こる twister ほどの竜巻。巻き込まれると目前が吹雪に覆われ真っ白になりまるで悪魔(devil)に襲われているかのように視界がほぼ遮断される。

[編集] 沼、湿地

swamp
bogより広く、高木が生えていることもある。
bog
それほど広くなく、植物も草か低木くらいしかない。
marsh
通例木がなく草が生え、周期的に冠水する沼。
quagmire
泥沼

[編集]

Grave
『墓』を意味する最も一般的な語で、死骸を葬った場所すべてを意味する。重大な、ゆゆしい、厳粛な、といった意味も。
訳は一定しておらずさまざま。
Crypt
『墓所』。語源はギリシャ語で「地下室」の意。穴蔵、納骨用の地下室、遺体安置所。
また、Crypticで「謎めいた」となる。
Graveyard
マジック領域の『墓地』を指す語はこれ。特に、教会の近くにあるものを指す。
Cemetery
こちらも『墓地』。だが、教会に属していない共同墓地を指す。
Catacomb
『地下墓地』。ローマの「カタコンベ」。
Tomb
『墳墓』。墓石のついたりっぱな墓。埋葬室、霊廟、墓標。
Entomb
埋葬する、葬る。「埋葬/Bury」との被りに配慮して、『納墓』という造語を当てている。
Hecatomb
(古代ギリシャ・ローマで神にささげられた)雄牛100頭のいけにえ。多数の犠牲、大虐殺。
Drownyard
Drownは「溺れ死ぬ」。Graveyardとかけた造語。
graf
オランダ語(とフランス語)で『墓』を意味する(音素、それはフレイバーの分子)。イニストラード・ブロックにて使われた。
Diregraf
日本語版、中国語版では『戦墓』と訳されている。造語。
direは「恐ろしい、悲惨な、ひどい」という意味の英語。もしくはフランス語では「言う」。何らかの言語で「戦」という意味があるのではないかと思われる。
他言語でも各々翻訳しているがフランス語版だけは「Diregraf」のまま。
ドイツ語版:Düstergrab
Düster「暗い」。
イタリア語版:Cimitero di Guerra
Guerra「戦争、戦闘」。
ポルトガル語版:Cemitério do Terror
Terror「恐怖、驚愕、脅威、困難」。
ロシア語版:Места Резни
Места「場所、土地」。
Резни「大虐殺」。
スペイン語版:tumbanefasta
nefasto「不吉な」。

[編集]

Bee
ハナバチ類。ハチのうち、幼虫の餌として花粉や花の蜜を集めるものの総称。比較的丸っこく、毛に覆われたものが多い。ミツバチクマバチマルハナバチなど。
Wasp
狩りバチや寄生バチの仲間。ハチのうち、幼虫の餌として他の昆虫を狩る、あるいは他の昆虫の体内に直接卵を産みつけるものの総称。比較的細長く、特に胸部と腹部の接続部が細くくびれているものが多い。スズメバチアシナガバチジガバチなど。
Hornet
スズメバチ。詳細はカード名百科事典を参照。
Drone
元は「ミツバチの雄」を指す言葉だが、転じて「怠け者」や「無人機」などの意味でも使われる。ドローンも参照。

[編集] 海蛇

Snake
ヘビ全般を指す最も一般的な言葉。
Boa
ボア。有鱗目ボア科のヘビの総称。詳細はカード名百科事典を参照。
Python
ニシキヘビ。有鱗目ニシキヘビ科のヘビの総称。詳細はカード名百科事典を参照。
Constrictor
ボア科やニシキヘビ科のヘビの俗称。直訳すると「締めつける者」で、これらのヘビが獲物に体を巻きつけ、締め上げて窒息死させることに由来する。
Viper
クサリヘビ。有鱗目クサリヘビ科のヘビの総称。日本語版カード名での定訳は「バイパー」。詳細はカード名百科事典を参照。
Serpent
snakeよりも文語的な言葉で、比較的大型のものを指す。なおクリーチャー・タイプ海蛇/Serpentは伝承上のシーサーペントのことであり、カード名でもこの意味で使われているものがある。

[編集] 勇者

Champion
理想や他者のために戦う人物。試合の勝者。時期によってはチャンピオンと音訳される。キーワード能力覇権もこれ。
Valiant
危険な状況の中でも勇気を失わずに英雄的な行動に出るさま。またそうした人物。

[編集] らせん

ウルザズ・サーガ時のらせん/Time Spiralおよびミシュラのらせん/Mishra's Helixが初出だが、この時点ですでに訳語が被っている。

スパイラルとヘリックスの混同は英語でも見られるが、日本語とは逆に、本来ヘリックスであるものがスパイラルと呼ばれることが多い。たとえば、螺旋階段は英語ではspiral stairwayである(参考)。

Spiral
渦巻。2次元曲線。(蚊取り線香、アンモナイトの殻、ロールケーキなど)
Helix
螺旋。3次元曲線。(アサガオのつる、コイルばね、DNA、ねじ山など)

[編集] 霊、魂

クリーチャー・タイプとしてはスピリットが主であるが、ほかにレイススペクターエレメンタルアバターなどである場合も。

Spirit
『精』、『霊』、『スピリット』、『魂』、『霊魂』、また『精霊』などとも。
Ghost
『幽霊』。
Geist
霊/Geist』。ドイツ語で精神(知力、理知、 神髄、思潮、気風、熱情、芸術志向、知的感受性、思想)を意味するが、転じて生命(精霊、幽霊、亡霊、幽鬼、妖精、妖魔、魔物、聖霊、守護神)などとも。
イニストラード・ブロックで初登場し、一気に数を増やした。
Poltergeist
『騒霊』、『ポルターガイスト』。
Apparition
『亡霊』。
Revenant
『亡霊』『帰還者』。
Eidolon
『幻霊』。
ディセンションサイクルとして登場し、その後テーロス・ブロックにて10枚増えた。
Soul
『魂』。
Oversoul
Ancestor
『祖』『先祖』。必ずしも霊ではない。『祖霊』と意訳されるほか、オタリア/Otariaの『祖神/The Ancestor』を指す場合も。
Karmic
『霊体』。
Astral
『霊体』。シャドーの項も参照。
Wraith
『悪霊』。レイス
Specter
『死霊』。スペクター。恐ろしいもの、不安のもと。心に浮かぶ恐ろしい幻影。語源はラテン語「見えるもの」の意。
Elemental
『精霊』。エレメンタル
Ancient
『古え』『古代』『古きもの』『年経た』との訳が多いが、エレメンタルである場合には『古霊』と訳されている。
Malignus
  • 害霊/Malignus。「悪い/malus」と「属/genus」を組み合わせたラテン語であり、「霊」はクリーチャー・タイプを汲んだ意訳。
Mausoleum
『霊廟』。
Vault
何割かが『大霊堂』と訳されている。ほかに「櫃」「縦穴」「蔵」「谷」「宝物庫」などとも訳されており、From the Vaultはこれ。動詞としては「跳躍する」という意味も。
Aether
『上天』(天空、青空)。『霊気』(エーテル)。Etherとも。語源はギリシャ語「天空上層の空気」の意。
Psionic
『心霊』『霊力』。

[編集] 外来語

固有名詞でない和名と英名の読みが同じ単語。

[編集] 動物

ワニ
クリーチャー・タイプとしてはかつてクロコダイルアリゲーターに分かれていたが、クロコダイルに統一された。
クロコダイル/Crocodile
クロコダイル科に属するワニ。口先が細く尖っており、横から見て一部の歯が見えるのが外見の特徴。熱感知器官を持っている。
アリゲーター/Alligator
アリゲーター科に属するワニ。口先が丸く幅があり、横から見て歯が見えないのが外見の特徴。
ガリアル/Gharial
ガビアル/Gavialとも。ガビアル科に属するワニだが、クロコダイル科ガビアル亜科とする説もある。口が細長いのが外見の特徴で、魚食に特化している。現実にはインドガビアル1種しかいない。

[編集] 語源

英名の由来

windfall
語の構成はwind(風)+fall(落ちる)。直訳すると「風で落ちたもの」。
語源は木に成った果実(リンゴ)が不意に発した風により落下し手に入ったことから「思いがけない授かりもの」となる。日本の慣用句「棚から牡丹餅」と同意である。

[編集] 参考

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