パワーがN以上
提供:MTG Wiki
67行: | 67行: | ||
*[[アマリア・べナヴィデス・アギーレ/Amalia Benavides Aguirre]](ちょうど) | *[[アマリア・べナヴィデス・アギーレ/Amalia Benavides Aguirre]](ちょうど) | ||
+ | パワーが一定以上のクリーチャーを戦場に出すたびに[[ドロー]]が[[誘発]]するカード。特記しない限りそれ自身が戦場に出る際にパワーを満たしていても誘発はしない。 | ||
+ | *[[カヴーの巣/Kavu Lair]] - (2)(緑)[[エンチャント]]。条件はパワー4以上。ただし[[対戦相手]]が出してもドローを与えてしまう。ドローは強制。([[インベイジョン]]) | ||
+ | *[[パレオロス/Paleoloth]] - (4)(緑)(緑)4/4クリーチャー。条件はパワー5以上。ドローでなく、あなたの[[墓地]]のクリーチャー1枚を[[手札]]に戻す。([[コンフラックス]]) | ||
+ | *[[ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader]] - (4)(緑)4/4クリーチャー。条件はパワー3以上。([[基本セット2011]]) | ||
+ | *[[ティムールの隆盛/Temur Ascendancy]] - (青)(赤)(緑)エンチャント。条件はパワー4以上。[[速攻]]も付与。([[タルキール覇王譚]]) | ||
+ | *[[精霊の絆/Elemental Bond]] - (2)(緑)エンチャント。条件がパワー3以上な上、対戦相手にドローさせないカヴーの巣の[[上位互換]]。ドローは強制。([[マジック・オリジン]]) | ||
+ | *[[野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds]] - (1)(緑)(緑)2/3クリーチャー。条件はそのクリーチャーのパワーが[[戦場]]のクリーチャー中最大である事。対戦相手が出してもドローを与えてしまう。パワーの最も高いクリーチャーのパワー分好きな[[色マナ]]を出す[[マナ能力]]も有する。([[コンスピラシー:王位争奪]]) | ||
+ | *[[ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner]] - (2)(緑/青)[[プレインズウォーカー]]の[[常在型能力]]。条件はパワー4以上。ドローは強制。([[灯争大戦]]) | ||
+ | *[[ガラクの蜂起/Garruk's Uprising]] - (2)(緑)エンチャント。条件はパワー4以上。ドローは強制。これ自体が戦場に出た時もパワー4以上クリーチャーがいれば誘発。[[トランプル]]も付与する。([[基本セット2021]]) | ||
+ | *[[世界樹への貢納/Tribute to the World Tree]] - (緑)(緑)(緑)エンチャント。条件はパワー3以上。2以下ならそれに+1/+1カウンターを2個置く。ドローは強制。([[機械兵団の進軍]]) | ||
+ | *[[目ざとい新人/Sharp-Eyed Rookie]] - (1)(緑)2/2[[警戒]]クリーチャー。条件はこれよりパワーかタフネスが大きいクリーチャー。ただしこれが[[+1/+1カウンター]]も得てしまう。直接ドローでなく[[調査]]を行うので、後払いで(2)支払う必要がある形。([[カルロフ邸殺人事件]]) | ||
+ | *[[荒野無頼団の先駆者/Outcaster Trailblazer]] - (2)(緑)4/2[[計画]](2)(緑)クリーチャー。条件はパワー4以上。ドローは強制。([[サンダー・ジャンクションの無法者]]) | ||
+ | *[[宝物庫生まれの暴君/Vaultborn Tyrant]] - (5)(緑)(緑)6/6トランプルクリーチャー。条件はパワー4以上。これ自身が戦場に出た時も誘発。さらに[[ライフ]]を3点[[回復]]する。ドローは強制。([[ビッグスコア]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
*{{WHISPER検索/カードテキスト|パワーが2以上}}/{{WHISPER検索/英語オラクル|power 2 or greater}} | *{{WHISPER検索/カードテキスト|パワーが2以上}}/{{WHISPER検索/英語オラクル|power 2 or greater}} |
2024年6月11日 (火) 06:06時点における版
パワーがN以上かどうかは、マジックにおいてしばしば参照される。
目次 |
高パワー対策
古くはアルファ版から存在する、パワー3以上を咎める弱者の石/Meekstoneが「パワーがN以上」を参照する最初のカード。この流れはアムロー・キスキン/Amrou Kithkinなど少量のカードに受け継がれている。
その後、古くは1996年のアライアンス初出の復仇/Reprisalや翌年のビジョンズ収録の弱者の報復/Retribution of the Meekのような除去に端を発する「パワー4以上のクリーチャー対策」が始まりとなり、主に白という色の役割としての立ち位置を不動のものとした。まれに閾値が3や5であるカードも存在するが、「4以上」というのが圧倒的に多い。太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどはトーナメントでも見かけられた。
- 除去以外では2016年のイニストラードを覆う影で登場した潜伏が、高パワーを回避するキーワード能力となっている。
- 逆にパワーがN以下であるクリーチャーへの対策となるメカニズムとしては威圧があり、主に緑の役割となっている。また、パワーがN以下であるクリーチャーを除去するのは主に黒の役割となっている。一覧は虫つぶし/Swatを参照。
高パワー参照
ただでさえ高パワーのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーにさらなるメリットを与えるのはオーバーキルに繋がると開発部に思われていたためか、メリット能力としては2000年のインベイジョンではカヴーの巣/Kavu Lairがパワー4以上を、2005年の神河救済では大薙刀/O-Naginataがパワー3以上を、2007年の未来予知では血まなこの練習生/Bloodshot Traineeがパワー4以上を参照するなど非常に少ない事例であった。
しかし翌2008年のアラーラの断片にて、ナヤ/Naya(赤緑白)のテーマとして「パワー5以上のクリーチャーを参照するカード」群を収録。2014年のタルキール覇王譚ではティムール境/The Temur Frontier(緑青赤)のテーマとして「パワーが4以上」を参照する獰猛という能力語が登場した。これに倣って、獰猛という語が文章欄に書かれていなくとも「獰猛に相当する条件」などと言うことがある。
実際、フィニッシャーやそれに近い大型クリーチャーを出したプレイヤーがさらに状況を有利にするというのは、戦況を固定し膠着を防ぐことでゲームをむやみに長引かせずに済む。それによって健全なプレイ環境を促すことにも繋がる。
以後、メカニズムとして扱わずとも不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitableのようにそういったカードが1枚のみ収録されるケースもあれば、ラヴニカの献身のように小テーマとして扱うセットもある。
リミテッドの各2色の組み合わせにアーキタイプを想定する「アーキタイプ・ドラフト」を開発部も意識したデザイン体制になってからは、上記のナヤにもティムールにも共通して含まれる赤緑がアーキタイプやサブテーマとしてたびたび「パワーが4以上」を使用している。以下、括弧内は該当する指針アンコモン。
- 灯争大戦
- テーロス還魂記(繋がれた者の番人/Warden of the Chained)
- 基本セット2021(枝葉族の報復者/Leafkin Avenger)
- エルドレインの森(勇敢な追跡者、ルビー/Ruby, Daring Tracker)
- サンダー・ジャンクションの無法者(百発百中のカクタスフォーク/Cactusfolk Sureshot、略奪する拳闘士、ジョリーン/Jolene, Plundering Pugilist)
もちろんリミテッドだけに向けられたものではなく、例えば鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forgeは構築でよく使用された。
ほかにもキーワード能力としては搭乗や犠牲も、パワーN以上のクリーチャーを役立てられる能力と言えるだろう(ただし犠牲の初出であるニューカペナの街角では犠牲3までと犠牲Xしか出ていない)。
- 一方で「タフネスがN以上」であることを参照とするカードの初出は遅めで、2007年のローウィンでようやくコルフェノールの骨壷/Colfenor's Urnが「タフネスが4以上」を取り扱い、基本セット2015の光の柱/Pillar of Light以降「タフネスN以上への除去」も低頻度で出現するようになった。タルキール覇王譚ブロックにはタフネス4以上を要求するカードが少量存在するが、その後は特に目立ったテーマにはなっていない。よくトーナメントで使用されたカードとしては魔女のかまど/Witch's Ovenがある(「タフネスが4以上」でテキスト検索)。
その他
4や5よりもさらに大きなパワーを参照するカードも、少量ながら存在している。中には搭乗や圧倒や集団戦術のように複数のクリーチャーのパワーを合算してよいメカニズムやカードもあるが、むろん1体で条件を満たしてもよい。
パワーが6以上
パワーが7以上
巨大クリーチャーと認識されるひとつの境目となっているのか、やや数が多い。
- Phyrexian Devourer
- この世界にあらず/Not of This World
- サルカンの封印破り/Sarkhan's Unsealing
- 八百長試合/Fight Rigging
- アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)
パワーが8以上
- 圧倒(合計)
- アウルベア飼い/Owlbear Shepherd(合計)
パワーが10以上
パワーが20以上
- メイエルのアリア/Mayael's Aria
- 星山脈の業火/Inferno of the Star Mounts(ちょうど)
- アマリア・べナヴィデス・アギーレ/Amalia Benavides Aguirre(ちょうど)
パワーが一定以上のクリーチャーを戦場に出すたびにドローが誘発するカード。特記しない限りそれ自身が戦場に出る際にパワーを満たしていても誘発はしない。
- カヴーの巣/Kavu Lair - (2)(緑)エンチャント。条件はパワー4以上。ただし対戦相手が出してもドローを与えてしまう。ドローは強制。(インベイジョン)
- パレオロス/Paleoloth - (4)(緑)(緑)4/4クリーチャー。条件はパワー5以上。ドローでなく、あなたの墓地のクリーチャー1枚を手札に戻す。(コンフラックス)
- ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader - (4)(緑)4/4クリーチャー。条件はパワー3以上。(基本セット2011)
- ティムールの隆盛/Temur Ascendancy - (青)(赤)(緑)エンチャント。条件はパワー4以上。速攻も付与。(タルキール覇王譚)
- 精霊の絆/Elemental Bond - (2)(緑)エンチャント。条件がパワー3以上な上、対戦相手にドローさせないカヴーの巣の上位互換。ドローは強制。(マジック・オリジン)
- 野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds - (1)(緑)(緑)2/3クリーチャー。条件はそのクリーチャーのパワーが戦場のクリーチャー中最大である事。対戦相手が出してもドローを与えてしまう。パワーの最も高いクリーチャーのパワー分好きな色マナを出すマナ能力も有する。(コンスピラシー:王位争奪)
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner - (2)(緑/青)プレインズウォーカーの常在型能力。条件はパワー4以上。ドローは強制。(灯争大戦)
- ガラクの蜂起/Garruk's Uprising - (2)(緑)エンチャント。条件はパワー4以上。ドローは強制。これ自体が戦場に出た時もパワー4以上クリーチャーがいれば誘発。トランプルも付与する。(基本セット2021)
- 世界樹への貢納/Tribute to the World Tree - (緑)(緑)(緑)エンチャント。条件はパワー3以上。2以下ならそれに+1/+1カウンターを2個置く。ドローは強制。(機械兵団の進軍)
- 目ざとい新人/Sharp-Eyed Rookie - (1)(緑)2/2警戒クリーチャー。条件はこれよりパワーかタフネスが大きいクリーチャー。ただしこれが+1/+1カウンターも得てしまう。直接ドローでなく調査を行うので、後払いで(2)支払う必要がある形。(カルロフ邸殺人事件)
- 荒野無頼団の先駆者/Outcaster Trailblazer - (2)(緑)4/2計画(2)(緑)クリーチャー。条件はパワー4以上。ドローは強制。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 宝物庫生まれの暴君/Vaultborn Tyrant - (5)(緑)(緑)6/6トランプルクリーチャー。条件はパワー4以上。これ自身が戦場に出た時も誘発。さらにライフを3点回復する。ドローは強制。(ビッグスコア)
参考
- 「パワーが2以上」でテキスト検索/「power 2 or greater」で英語オラクル検索
- 「パワーが3以上」でテキスト検索/「power 3 or greater」で英語オラクル検索
- 「パワーが4以上」でテキスト検索/「power 4 or greater」で英語オラクル検索
- 「パワーが5以上」でテキスト検索/「power 5 or greater」で英語オラクル検索
- パワー5以上のクリーチャーを参照するカード
- 復仇/Reprisal#関連カード(パワーがN以上のクリーチャーを除去するカードの一覧)
- パワー/タフネス