有色アーティファクト

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'''有色アーティファクト'''/''Colored artifact''とは、その名の通り[[]]を持っている[[アーティファクト]]のことである。
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'''有色アーティファクト'''/''Colored artifact''とは、その名の通り[[有色]][[アーティファクト]]のことである。
  
{{#card:Transguild Courier}}
 
 
{{#card:Onyx Goblet}}
 
{{#card:Onyx Goblet}}
{{#card:Moltensteel Dragon}}
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{{#card:Tower Gargoyle}}
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{{#card:Spear of Heliod}}
  
 
==概要==
 
==概要==
初めて登場した有色アーティファクトは[[ディセンション]][[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]で、[[マナ・コスト]]には色のついた[[マナ・シンボル]]は登場しないが[[色指標]](登場当時は[[特性定義能力]])により色を持っている。
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アーティファクトは基本的に[[無色]]であるが、色を持ったアーティファクトも存在する。[[マナ・コスト]][[色マナ]][[マナ・シンボル|シンボル]]を含むものは無色のアーティファクトに比べて限られた[[デッキ]]でしか使えない分、[[色の役割]]を反映した[[メカニズム]]や、高めの[[コスト・パフォーマンス]]を持つことが多い。
  
その後、[[未来予知]]にて[[マナ・コスト]]に色のついた[[マナ・シンボル]]を含む[[サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr]]が登場。[[シャドウムーア]]では3種類目の有色アーティファクトとなる[[刈り取りの王/Reaper King]]が登場した。
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現在では[[落葉樹]]メカニズムに位置付けられており、度々新カードが登場している。[[基本セット2021]]以降は[[本流のセット]]で間断無く登場しており、実質[[常盤木]][[メカニズム]]となっている。
  
そして、[[アラーラの断片ブロック]]にて[[エスパー/Esper]]のテーマに選ばれたことにより一気に数を増やした。さらに[[新たなるファイレクシア]]でもテーマの1つに選ばれたことにより数を増やしている。
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*印刷様式は、[[枠|内枠]]が無色アーティファクトと同じ[[銀]]。[[文章欄]]などは他の有色カードに準じる。すなわち、{{Gatherer|id=419269|1色ならばその色}}、{{Gatherer|id=414246|2色ならそれぞれの色を縦に半分ずつ}}、{{Gatherer|id=422609|3色以上なら金}}である。
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**[[ディセンション]]版[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]はこの様式に決定される前のカードであるため、内枠も他の多色に準じて[[金]]色で印刷されている({{Gatherer|id=107362|カード画像}})。
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*有色アーティファクトが落葉樹に引き上げられたのは、いわゆる「アーティファクト問題<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/state-design-2017-2017-08-28 State of Design 2017]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019444/ デザイン演説2017]([[Making Magic]] [[2017年]]8月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>」に対する解決策という意味合いが大きい<ref name="01">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/core-meets-eye-2019-06-24 Core Than Meets the Eye]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032647/ 目に見えるよりもっと『基本』](Making Magic [[2019年]]6月24日 Mark Rosewater著)</ref>。[[カラデシュ・ブロック]]のようなアーティファクトを主テーマとした[[カード・セット]]を作ると、どんな[[デッキ]]にでも入れられる強力な無色のアーティファクトが作られるため、[[禁止カード]]などの問題を引き起こしてしまう。有色アーティファクトを導入することで、この問題を解決しているのである。[[アーティファクト#その他]]の項も参照。
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**[[Mark Rosewater]]は[[ミラディン]]のリード・デザイナーを担当した当時も有色アーティファクトを導入しようとしていたが、そうすべき理由をはっきり理解できていなかったことや、すでに大量のメカニズムが詰め込まれていたことから没となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/lessons-learned-part-1 Lessons Learned, Part1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036779/ 得られた教訓 その1](Making Magic [[2023年]]3月14日 Mark Rosewater著)</ref>。
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**有色アーティファクトを多用することで、それらと[[エンチャント]]との境界が曖昧になってしまうという問題があったが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]全体の利益を優先し、必要なことだと判断された。これらの違いはメカニズム的な違いよりも[[クリエイティブ・チーム|クリエイティブ]]的な要素によって判断され決定される<ref name="01"/>。
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*[[コレクター番号]](や当Wikiにおける[[カード個別評価]]記事)では、他の有色カードと同様に並べられる。無色のアーティファクトが[[緑]][[多色]]カードの後に別枠で並べられるのとは対照的である。
  
*色を持つアーティファクトというコンセプトには、ギルド渡りの急使よりも前にも[[合金のゴーレム/Alloy Golem]]が存在する。しかしこちらは[[CIP]]により色を持つため、[[戦場]]以外の[[領域]]などでは[[無色]]である。
+
==歴史==
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マジック黎明期のアーティファクトは全て無色であったが、戦場のアーティファクトに色を持たせること自体は[[リミテッド・エディション]]の昔から[[色 (サイクル)|色サイクル]]等で実現できた。
  
==カード一覧==
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自らの能力で色を得ることができるアーティファクトの元祖は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]][[Alchor's Tomb]]であり、色を持つアーティファクトというコンセプトに絞ってデザインされたカードは[[インベイジョン]]の[[合金のゴーレム/Alloy Golem]]であった。しかしこれらは[[戦場に出る]]際の[[能力]]により色を持つため、[[戦場]]以外の[[領域]]などでは[[無色]]である。
===白===
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====新たなるファイレクシア====
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*[[大聖堂の皮膜/Cathedral Membrane]]
+
*[[ノーンの別館/Norn's Annex]]
+
*[[磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire]]
+
  
====コンフラックス====
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{{#card:Transguild Courier}}
*[[宮廷のホムンクルス/Court Homunculus]]
+
最初から色を持っている、正真正銘の有色アーティファクトは[[ディセンション]][[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]で初めて登場した。[[マナ・コスト]]には色マナ・シンボルは登場しないが[[特性定義能力]]により[[色]]を持っている(一時期の[[オラクル]]では[[色指標]]に変更されていたが、のちに元に戻された)。
*[[闇光りのガーゴイル/Darklit Gargoyle]]
+
*[[威圧の王笏/Scepter of Dominance]]
+
  
====アラーラの断片====
+
{{#card:Sarcomite Myr}}
*[[祓い士の薬包/Dispeller's Capsule]]
+
[[未来予知]]では[[マナ・コスト]]に色マナ・シンボルを含む[[サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr]]が登場。[[シャドウムーア]]では[[単色混成マナ・シンボル]]により色を持つ[[刈り取りの王/Reaper King]]が登場した。[[アラーラの断片ブロック]]では[[エスパー/Esper]]のテーマに選ばれたことにより一気に数を増やした。この時は[[エーテリウム/Etherium]]を移植された[[アーティファクト・クリーチャー]]や、エーテリウムの力を込められた物品というフレーバーを帯びていた。
*[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]
+
*[[大理石の杯/Marble Chalice]]
+
*[[機械医師/Metallurgeon]]
+
*[[聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle]]
+
*[[災いの砂時計/Scourglass]]
+
  
===青===
+
{{#card:Moltensteel Dragon}}
====新たなるファイレクシア====
+
その後しばらくは背景ストーリーにおける設定と合致した場合にまれに取り上げられた――[[新たなるファイレクシア]]では[[ファイレクシア/Phyrexia]]の浸食を受けた[[ファイレクシア・マナ・シンボル]]入りのカードとして、[[テーロス・ブロック]]では[[ニクス/Nyx]][[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神]]の力を帯びた[[アーティファクト・エンチャント]][[神送り/Godsend]]として。
*[[ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph]]
+
*[[脊柱の飛行機械/Spined Thopter]]
+
 
+
====コンフラックス====
+
*[[困惑の石/Cumber Stone]]
+
*[[エスパーゾア/Esperzoa]]
+
*[[エーテル宣誓会の審判人/Ethersworn Adjudicator]]
+
*[[フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist]]
+
*[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]
+
*[[練達の変成者/Master Transmuter]]
+
*[[寄生的な大梟/Parasitic Strix]]
+
*[[洞察の王笏/Scepter of Insight]]
+
*[[軽蔑するエーテリッチ/Scornful AEther-Lich]]
+
 
+
====アラーラの断片====
+
*[[雲荒れの原のドレイク/Cloudheath Drake]]
+
*[[急使の薬包/Courier's Capsule]]
+
*[[エスパーの戦闘魔道士/Esper Battlemage]]
+
*[[エーテリウムの天測儀/Etherium Astrolabe]]
+
*[[エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor]]
+
*[[金線の賢者/Filigree Sages]]
+
*[[エーテリウムの達人/Master of Etherium]]
+
*[[精神固めの宝珠/Mindlock Orb]]
+
*[[原始物の粉/Protomatter Powder]]
+
*[[破片撒きのスフィンクス/Sharding Sphinx]]
+
*[[技を借りる者/Skill Borrower]]
+
*[[スフィンクスの伝令/Sphinx's Herald]]
+
*[[鋼覆いの海蛇/Steelclad Serpent]]
+
*[[ヴェクティスの口封じ/Vectis Silencers]]
+
 
+
====未来予知====
+
*[[サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr]]
+
 
+
===黒===
+
====新たなるファイレクシア====
+
*[[髄掘り/Pith Driller]]
+
*[[大霊堂のスカージ/Vault Skirge]]
+
 
+
====コンフラックス====
+
*[[回収する斬鬼/Salvage Slasher]]
+
*[[遁走の王笏/Scepter of Fugue]]
+
 
+
====アラーラの断片====
+
*[[処刑人の薬包/Executioner's Capsule]]
+
*[[霞の悪鬼/Glaze Fiend]]
+
*[[不死のコイル/Immortal Coil]]
+
*[[縞瑪瑙のゴブレット/Onyx Goblet]]
+
*[[くぐつの妖術師/Puppet Conjurer]]
+
*[[回収するタイタン/Salvage Titan]]
+
 
+
===赤===
+
====新たなるファイレクシア====
+
*[[溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon]]
+
*[[憤怒の抽出機/Rage Extractor]]
+
*[[切りつける豹/Slash Panther]]
+
 
+
===緑===
+
====新たなるファイレクシア====
+
*[[出産の殻/Birthing Pod]]
+
*[[とどろくタナドン/Thundering Tanadon]]
+
 
+
===白青===
+
====アラーラ再誕====
+
*[[エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight]]
+
*[[エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage]]
+
*[[原霧の境界石/Fieldmist Borderpost]]
+
*[[金線の天使/Filigree Angel]]
+
*[[ガラス塵の大男/Glassdust Hulk]]
+
*[[聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast]]
+
*[[正義の盾/Shield of the Righteous]]
+
*[[伸ばし歯/Unbender Tine]]
+
 
+
====コンフラックス====
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*[[エスパーの鵜/Esper Cormorants]]
+
*[[ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander]]
+
 
+
===青黒===
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====アラーラ再誕====
+
*[[意思切る者/Architects of Will]]
+
*[[エーテリウムの嫌悪者/Etherium Abomination]]
+
*[[謎の仮面/Mask of Riddles]]
+
*[[霧脈の境界石/Mistvein Borderpost]]
+
*[[時の篩/Time Sieve]]
+
 
+
====コンフラックス====
+
*[[スフィンクスの召喚士/Sphinx Summoner]]
+
*[[ヴェクティスの工作員/Vectis Agents]]
+
 
+
====アラーラの断片====
+
*[[思考切りの工作員/Thoughtcutter Agent]]
+
*[[潮の虚ろの大梟/Tidehollow Strix]]
+
 
+
===黒赤===
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====アラーラ再誕====
+
*[[悪魔骨の鞭/Demonspine Whip]]
+
*[[脈火の境界石/Veinfire Borderpost]]
+
 
+
===赤緑===
+
====アラーラ再誕====
+
*[[火荒の境界石/Firewild Borderpost]]
+
*[[魔道士殺しの剣/Mage Slayer]]
+
 
+
===緑白===
+
====アラーラ再誕====
+
*[[ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge]]
+
*[[荒原の境界石/Wildfield Borderpost]]
+
 
+
===白黒===
+
====アラーラ再誕====
+
*[[汚れた印章/Tainted Sigil]]
+
*[[ヴェクティスの威圧者/Vectis Dominator]]
+
 
+
====アラーラの断片====
+
*[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]
+
 
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===青赤===
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====アラーラ再誕====
+
*[[空爪団/Skyclaw Thrash]]
+
 
+
===白青黒===
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====アラーラ再誕====
+
*[[武器庫を打つもの/Arsenal Thresher]]
+
*[[謎のスフィンクス/Enigma Sphinx]]
+
*[[エスパーの滞留者/Esper Sojourners]]
+
*[[エスパーの嵐刃/Esper Stormblade]]
+
*[[エーテル鋳込みの紙片/Etherwrought Page]]
+
*[[センの三つ子/Sen Triplets]]
+
*[[鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind]]
+
*[[飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry]]
+
 
+
====コンフラックス====
+
*[[厳然たるスフィンクス/Magister Sphinx]]
+
*[[ヘドロの徘徊者/Sludge Strider]]
+
 
+
====アラーラの断片====
+
*[[覇者シャルム/Sharuum the Hegemon]]
+
*[[スフィンクスの君主/Sphinx Sovereign]]
+
*[[塔のガーゴイル/Tower Gargoyle]]
+
*[[風生みの魔道士/Windwright Mage]]
+
  
===青黒赤===
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その後[[2016年]]8月時点で、[[Mark Rosewater]]は有色アーティファクトが落葉樹に据えられていることを明らかにし<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/149305650633/would-you-consider-colored-artifacts-to-be Would you consider colored artifacts to be...]([[Blogatog]] 2016年8月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>、直後の[[カラデシュ]]では[[激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk|機械巨人サイクル]]が登場したほか、以降も複数のセットで少数扱われる状態が続いた。その後寄せられたアーティファクト関連セットのフィードバックを受け、フレイバーとは無関係に使える有色アーティファクトの重要性が明らかとなったため([[#概要|上述]]の「アーティファクト問題」)、[[基本セット2020]]以降は使用頻度が引き上げられ、常盤木にすることも示唆されている<ref name="01"/>。
====アラーラ再誕====
+
*[[王を葬る鎌、アンサイズ/Unscythe, Killer of Kings]]
+
  
===白青黒赤緑===
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[[ゼンディカーの夜明け]]~[[ニューカペナの街角]]期の[[スタンダード]]では複数のセットで有色アーティファクトが登場し、スタンダードで使用可能な総数が100を超えた。([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?color%5B%5D=non-colorless&cardtype%5B%5D=artifact&set%5B%5D=SNC&set%5B%5D=NEO&set%5B%5D=VOV&set%5B%5D=MID&set%5B%5D=AFR&set%5B%5D=STX&set%5B%5D=KHM&set%5B%5D=ZNR&set_ope=or&sort=name_en&sort_op=&output= 該当時期のスタンダードの有色アーティファクトを検索])
====シャドウムーア====
+
*[[刈り取りの王/Reaper King]]
+
  
====ディセンション====
+
==脚注==
*[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]
+
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?color%5B0%5D=non-colorless&cardtype%5B0%5D=artifact 「無色でない」「アーティファクト」で検索]
 
*[[アーティファクト]]
 
*[[アーティファクト]]
 
*[[有色]]
 
*[[有色]]
 +
*[[機能別カードリスト]]
 +
__NOTOC__

2023年3月17日 (金) 20:02時点における最新版

有色アーティファクト/Colored artifactとは、その名の通り有色アーティファクトのことである。



[編集] 概要

アーティファクトは基本的に無色であるが、色を持ったアーティファクトも存在する。マナ・コスト色マナシンボルを含むものは無色のアーティファクトに比べて限られたデッキでしか使えない分、色の役割を反映したメカニズムや、高めのコスト・パフォーマンスを持つことが多い。

現在では落葉樹メカニズムに位置付けられており、度々新カードが登場している。基本セット2021以降は本流のセットで間断無く登場しており、実質常盤木メカニズムとなっている。

[編集] 歴史

マジック黎明期のアーティファクトは全て無色であったが、戦場のアーティファクトに色を持たせること自体はリミテッド・エディションの昔から色サイクル等で実現できた。

自らの能力で色を得ることができるアーティファクトの元祖はレジェンドAlchor's Tombであり、色を持つアーティファクトというコンセプトに絞ってデザインされたカードはインベイジョン合金のゴーレム/Alloy Golemであった。しかしこれらは戦場に出る際の能力により色を持つため、戦場以外の領域などでは無色である。


最初から色を持っている、正真正銘の有色アーティファクトはディセンションギルド渡りの急使/Transguild Courierで初めて登場した。マナ・コストには色マナ・シンボルは登場しないが特性定義能力によりを持っている(一時期のオラクルでは色指標に変更されていたが、のちに元に戻された)。


未来予知ではマナ・コストに色マナ・シンボルを含むサルコマイトのマイア/Sarcomite Myrが登場。シャドウムーアでは単色混成マナ・シンボルにより色を持つ刈り取りの王/Reaper Kingが登場した。アラーラの断片ブロックではエスパー/Esperのテーマに選ばれたことにより一気に数を増やした。この時はエーテリウム/Etheriumを移植されたアーティファクト・クリーチャーや、エーテリウムの力を込められた物品というフレーバーを帯びていた。


その後しばらくは背景ストーリーにおける設定と合致した場合にまれに取り上げられた――新たなるファイレクシアではファイレクシア/Phyrexiaの浸食を受けたファイレクシア・マナ・シンボル入りのカードとして、テーロス・ブロックではニクス/Nyxの力を帯びたアーティファクト・エンチャント神送り/Godsendとして。

その後2016年8月時点で、Mark Rosewaterは有色アーティファクトが落葉樹に据えられていることを明らかにし[4]、直後のカラデシュでは機械巨人サイクルが登場したほか、以降も複数のセットで少数扱われる状態が続いた。その後寄せられたアーティファクト関連セットのフィードバックを受け、フレイバーとは無関係に使える有色アーティファクトの重要性が明らかとなったため(上述の「アーティファクト問題」)、基本セット2020以降は使用頻度が引き上げられ、常盤木にすることも示唆されている[2]

ゼンディカーの夜明けニューカペナの街角期のスタンダードでは複数のセットで有色アーティファクトが登場し、スタンダードで使用可能な総数が100を超えた。(該当時期のスタンダードの有色アーティファクトを検索)

[編集] 脚注

  1. State of Design 2017/デザイン演説2017Making Magic 2017年8月28日 Mark Rosewater著)
  2. 2.0 2.1 2.2 Core Than Meets the Eye/目に見えるよりもっと『基本』(Making Magic 2019年6月24日 Mark Rosewater著)
  3. Lessons Learned, Part1/得られた教訓 その1(Making Magic 2023年3月14日 Mark Rosewater著)
  4. Would you consider colored artifacts to be...Blogatog 2016年8月22日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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