再調整
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MTGアリーナの[[アルケミー]]と[[ヒストリック]]においては、[[デジタルゲーム]]におけるユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続ける[[メタゲーム]]への期待に応えるために、フォーマットを改善する手段として[[禁止カード|禁止]]と一時停止に加えてカードの再調整を使っている。 | MTGアリーナの[[アルケミー]]と[[ヒストリック]]においては、[[デジタルゲーム]]におけるユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続ける[[メタゲーム]]への期待に応えるために、フォーマットを改善する手段として[[禁止カード|禁止]]と一時停止に加えてカードの再調整を使っている。 | ||
| − | 意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例として[[ドロー]]が[[占術]]に変更された[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]や、上方の例として自身や[[効果]]に[[トランプル]]が追加された[[世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor]]がある。[[ETB]]のトークンが減った代わりに[[搭乗]]コストも2に減った[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]などの下方と上方を同時に調整したものもある。 | + | 意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例として[[マナ・コスト]]が[[重く]]なり[[ドロー]]が[[占術]]に変更された[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]や、上方の例として自身や[[効果]]に[[トランプル]]が追加された[[世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor]]がある。[[ETB]]のトークンが減った代わりに[[搭乗]]コストも2に減った[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]などの下方と上方を同時に調整したものもある。 |
再調整カードは内部的には[[名前]]に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。 | 再調整カードは内部的には[[名前]]に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。 | ||
2021年12月11日 (土) 23:40時点における版
再調整/Rebalancingとは、Magic: The Gathering Arenaにおいてフォーマットのバランス調整のためにカードテキストを変更すること。
解説
MTGアリーナのアルケミーとヒストリックにおいては、デジタルゲームにおけるユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続けるメタゲームへの期待に応えるために、フォーマットを改善する手段として禁止と一時停止に加えてカードの再調整を使っている。
意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例としてマナ・コストが重くなりドローが占術に変更された創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationや、上方の例として自身や効果にトランプルが追加された世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptorがある。ETBのトークンが減った代わりに搭乗コストも2に減ったエシカの戦車/Esika's Chariotなどの下方と上方を同時に調整したものもある。
再調整カードは内部的には名前に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。
- 最初期は調整対象はJumpstart: Historic Horizons収録のデジタル専用カードのみだったが、2021年12月にテーブルトップと共有するカードにも拡大し再調整カードも使えるスタンダードに近いフォーマットであるアルケミーが新設された。
- カードの性能を変える変更は印刷されたカードが主体であるテーブルトップではパワーレベル・エラッタと呼ばれ極力行われないが、変更が全カードに自動的に行き渡るデジタルゲームだからこそ可能になった。
公式特集ページ
- 2021年10月13日 禁止制限告知(Daily MTG 2021年10月13日)
- MTG Arena: State of the Game/MTGアリーナ：ゲーム更新情報――「アルケミー」(Daily MTG 2021年12月2日)
- Alchemy Rebalancing Philosophy/アルケミーにおける再調整の理念(Daily MTG 2021年12月2日)
- Designing for Alchemy/アルケミー向けデザイン(Daily MTG 2021年12月8日)
