秘蔵の縫合体/Prized Amalgam
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2021年3月8日 (月) 19:43時点における版
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
クリーチャーが1体戦場に出るたび、それがあなたの墓地から戦場に出たかあなたがそれをあなたの墓地から唱えていた場合、次の終了ステップの開始時に、あなたの墓地から秘蔵の縫合体をタップ状態で戦場に戻す。
3/3ゲラルフ・セカーニ/Geralf Cecani製のスカーブ/Skaab。墓地からクリーチャーが戦場に戻ると自身も墓地から復活する能力を持つ。
戦場ではバニラでしか無いが、このサイズのクリーチャーがノーコストで墓地から戻ってくるだけで強い。登場時のスタンダードではこれを手札から捨てることも誘発条件を満たすこともできる異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healerがいるので組み合わせたい。また、ともにイニストラードを覆う影で収録されている縫い翼のスカーブ/Stitchwing Skaabやゲラルフの傑作/Geralf's Masterpieceとの相性も良い。それらのリアニメイトコストでこれを捨てることができる。
異界月でコストパフォーマンスが高い自己リアニメイトクリーチャー、憑依された死体/Haunted Deadが登場し、ゾンビデッキの中核となった。この憑依された死体とのコンボは現出デッキにも採用された。カラデシュでは屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerという追加の相方を獲得。安堵の再会/Cathartic Reunionや密輸人の回転翼機/Smuggler's Copterといった優秀なルーターカードの存在もあり、青マナソースが一切無いデッキにも4積みされる。
モダンやエターナルでは能力を誘発させる手段は豊富なので、モダンのドレッジ・ヴァインやモダン、レガシー、ヴィンテージの各フォーマットのドレッジで採用されている。安堵の再会/Cathartic Reunionと共にモダン環境にドレッジを進出させた張本人であり、ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Trollや信仰無き物あさり/Faithless Lootingが禁止カードに指定された後も同デッキの主力となっている。
- 能力は秘蔵の縫合体が墓地にある間のみ機能する誘発型能力である(CR:113.6k)。クリーチャーが墓地から戦場に出た後に秘蔵の縫合体が墓地に置かれても、終了ステップの開始時に秘蔵の縫合体が戦場に戻ることは無い。自身が戦場に出ることによって能力が誘発することもない。
- 同一ターンに複数のクリーチャーが墓地から戦場に出ていた場合、終了ステップの開始時に遅延誘発型能力が複数誘発するが、秘蔵の縫合体が戦場に出るのは最初の1回だけである。1回目の解決後に残りの能力が解決する前に秘蔵の縫合体が墓地に置かれても、それは新しいオブジェクトなので他の誘発型能力がそのカードを戦場に戻すことは無い。
参考
- The M-Files: Shadows over Innistrad, Part 2 /Mファイル『イニストラードを覆う影』編・パート2(Latest Developments 2016年4月15日 Sam Stoddard著)
- 墓地にある間に機能する能力を持つカード
- カード個別評価:イニストラードを覆う影 - レア
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード