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− | [[戦場に出る]]際に、魂を[[アーティファクト]]に隠して不死身([[破壊不能]])となる[[ゾンビ]]。そのため普通には[[破壊]]されないが、魂を隠した(聖句[[カウンター (目印)|カウンター]]を置いた)アーティファクトと命運を共にすることになる。 | + | 3[[マナ]]5/5[[破壊されない]]と[[コスト・パフォーマンス]]の高い[[ゾンビ]][[クリーチャー]]。ただし[[戦場に出る]]に際して聖句[[カウンター (目印)|カウンター]]を置いた[[アーティファクト]]と命運を共にすることになる。 |
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− | [[除去耐性]]を備えた[[大型クリーチャー]]であり、[[コスト・パフォーマンス]]は良好。先置きしやすい1~2マナのアーティファクトを共に使えば[[テンポ]]よく[[展開]]でき、序盤から強力な[[クロック]]となる。[[色拘束]]の強さを補える[[マナ・アーティファクト]]と併用するとより扱いやすくなるだろう。 | + | 1~2マナのアーティファクトを共に使えば、序盤から強力な[[クロック]]となる上にクリーチャー除去もシャットアウトする。アーティファクトが[[除去]]されてしまうと[[カード・アドバンテージ]]を失うことになるため、[[手札破壊]]などで事前に対処するか、[[メタゲーム]]を上手く読んで採用したい。環境が許すなら[[ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant]]などの[[破壊されない]]アーティファクトを利用するのも一つの方法である。 |
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− | しかし破壊不能だけでは、[[バウンス]]や[[追放]]、あるいは[[平和な心/Pacifism]]や[[タッパー]]などの[[擬似除去]]などに対して耐性はないので、過信は禁物。またアーティファクトを狙われると道連れに[[生け贄に捧げる]]ことになるため、「普通のクリーチャーよりも[[除去]]されやすく、しかも[[カード・アドバンテージ]]損までしてしまう」という側面も否めない。
| + | *日本語版では、1つ目の[[能力]]が「聖句札の死者が'''戦場に出たとき'''」と[[誘発型能力]]になっているが、正しくは「聖句札の死者が'''戦場に出るに際し'''」で[[常在型能力]]([[置換効果]])である。([http://mtg-jp.com/publicity/006647/ 公式記事「《聖句札の死者》日本語版の異状について」]参照のこと。) |
− | | + | **仮にこれが誘発型能力であったとすると、戦場に出た直後に3番目の能力が誘発して即死することになる(→[[状況誘発]])。 |
− | 利点も欠点も極端な性能であるため、無計画に採用とはいかないが、[[メタゲーム]]次第では十分に活躍の余地があるだろう。[[手札破壊]]で安全を確保してやったり、相性によって[[サイドボード]]から投入してやったりと、ケアをして使いたい。
| + | *聖句札の死者と同時に戦場に出るアーティファクトに聖句カウンターを置くことはできない。 |
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− | *環境が許すなら[[ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant]]などの破壊不能アーティファクトや、[[宝物の地図/Treasure Map]]のような別の[[カード・タイプ]](特に[[土地]])に[[変身]]するアーティファクトを利用する手がある。通常のアーティファクト破壊では対処されにくくなるが、そちらもやはり同じくバウンス・追放・[[押収/Confiscate]]などの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取に耐性がないため、やはり過信はできない点に注意。 | + | |
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− | ==誤植==
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− | [[基本セット2011]]の日本語版では、2つ目の[[能力]]が「聖句札の死者が'''戦場に出たとき'''」と[[誘発型能力]]になっているが、正しくは「聖句札の死者が'''戦場に出るに際し'''」で[[常在型能力]]([[置換効果]])である。([http://archive.mtg-jp.com/publicity/006647/ 公式記事「《聖句札の死者》日本語版の異状について」]参照のこと。)
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− | *仮にこれが誘発型能力であったとすると、戦場に出た直後、2つ目の能力と同時に3つ目の能力が[[誘発]]し、即[[墓地送り]]になる(→[[状況誘発]])。その際、3つ目→2つ目の順番で[[スタック]]に置けば、3つ目の能力の[[解決]]前に聖句カウンターを用意できるが、3つ目の能力は[[if節ルール]]の制約下にないため解決時に再チェックすることはないので意味がない。 | + | |
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− | ==ルール==
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− | *「戦場に出るに際し」なので、聖句札の死者と同時に戦場に出るアーティファクトに聖句カウンターを置くことはできない。 | + | |
− | **同様に、[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]が戦場に出ている状態で自身の上に聖句カウンターを置くことも、やはりできない。
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| *聖句カウンターは何によって置かれたかを問わない。例えば聖句札の死者を2体戦場に出して2つのアーティファクトに聖句カウンターを置いた場合、片方のアーティファクトが除去されたとしても、両方の聖句札の死者を生かすことができる。 | | *聖句カウンターは何によって置かれたかを問わない。例えば聖句札の死者を2体戦場に出して2つのアーティファクトに聖句カウンターを置いた場合、片方のアーティファクトが除去されたとしても、両方の聖句札の死者を生かすことができる。 |
− | **これの能力ではアーティファクトにしか聖句カウンターを置けないため勘違いしやすいが、カウンターが置かれているのがアーティファクトでなくてもよい。例えば、マイコシンスの格子が戦場に出ている状態で、これを戦場に出し、[[アーティファクト化]]している[[基本土地]]に聖句カウンターを置く。その後マイコシンスの格子が[[戦場を離れる|戦場を離れ]]、基本土地がアーティファクトでなくなっても、聖句札の死者が生け贄に捧げられることはない。 | + | *聖句カウンターを置く能力は対象を取らないので、[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]のような[[被覆]]を持つアーティファクトやプロテクション(黒)持ちのアーティファクトの上にも聖句カウンターを置くことができる。 |
− | *聖句カウンターを置く能力は[[対象]]を取らないので、[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]のような[[被覆]]を持つアーティファクトや[[プロテクション]](黒)持ちのアーティファクトの上にも聖句カウンターを置くことができる。
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− | ==その他==
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− | *[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]における「リッチ」を再現したカード。リッチは「聖句札/Phylactery」(ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版では「経箱」と訳されている)に自分の魂を移すことによって、Phylacteryが破壊されない限り不滅の存在となっている。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/lich-get-licher-2010-06-29 The Lich Get Licher]/[https://web.archive.org/web/20160531071501/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/006642/# 死者がさらに死者となる]([[WotC]]、Savor The Flavor 2010年6月30日 文:[[Doug Beyer]]) | + | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/97 The Lich Get Licher] ([[WotC]]、文:[[Doug Beyer]]) |
− | *[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]]
| + | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/006642/ 死者がさらに死者となる] ([[WotC]]、上記The Lich Get Licherの邦訳) |
− | *[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]
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| *[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[レア]] |
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