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− | '''ブーンズ'''(''Boons'')は、[[リミテッド・エディション]]に収録された[[インスタント]]の[[サイクル]]の通称。古い英語で「祈り」や「恩恵」といった意味を表す([[Wiktionary:en:boon]])。 | + | '''ブーンズ'''(''Boons'')は、[[リミテッド・エディション]]に収録された[[インスタント]]の[[サイクル]]。 |
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| *[[巨大化/Giant Growth]] | | *[[巨大化/Giant Growth]] |
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− | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上初のサイクルの1つ。いずれも1[[マナ]]で、3つ分の何かを発生させる。 | + | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上初のサイクルの1つで、全て1[[マナ]]で3つ分の何かを発生させる。 |
− | | + | それぞれ各[[色]]の特徴をよく表しているが、その[[カードパワー]]には大きなばらつきがあり、 |
− | それぞれ各[[色]]の特徴をよく表しているがその[[カードパワー]]には大きなばらつきがあり、強力なものからAncestral Recall > 暗黒の儀式 > 稲妻 > 巨大化 > 治癒の軟膏、の順とされている。この中で巨大化が最もパワーバランスの取れた[[カード]]だとされており、実際に[[本流のセット]]への再録回数は巨大化が最も多い。 | + | 強力なものからAncestral Recall、暗黒の儀式、稲妻、巨大化、治癒の軟膏、の順である。 |
− | | + | この中で巨大化が最もパワーバランスの取れた[[カード]]だとされている。 |
− | 特にAncestral Recalは格別で[[パワー9]]の一員に数えられており、また[[再録禁止カード]]に指定されている。他はたびたび[[再録]]されていたが、カードパワーで3位とされる稲妻が[[1995年]]の[[第4版]]を最後に[[皆勤賞]]を逃した一方で、2位とされる暗黒の儀式は[[1999年]]の[[メルカディアン・マスクス]]まで大型[[エキスパンション]]の常連であり続けた。その後しばらく両者ともに本流のセットへの再録がされない時期が続くが、稲妻が[[基本セット2010]]と[[基本セット2011]]で再登場するなど、各カードの位置付けは時代とともに移ろっていると言える。
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− | 5つそれぞれに亜種が存在するが、暗黒の儀式は性質上[[リメイク]]を頻繁に出しづらく、[[色の役割]]において[[マナ加速]]が[[赤]]に移ったこともあり亜種が少ない。Ancestral Recallと稲妻はそれぞれ1マナの[[呪文]]として(あるいは「3つ分」の何かを生み出す呪文として)適切に調整された[[下位互換]]が多数作られている。またマジック最初期のカードでありながら、最弱とされる治癒の軟膏も含めいずれも[[上位互換]]は現れていないことも特徴である。
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− | *[[マナ総量]]を揃えても[[効果]]が異なればカードパワーが大きく変わってしまうことを示した典型例。のちに作られたサイクルでは反省が活かされており、サイクル中の1~2枚が突出して[[トーナメント]]シーンで活躍することはあっても、このブーンズほどに大きな差が出たことはない。サイクルという概念をこの世にもたらしたことまで含め、[[トレーディングカードゲーム]]史上における非常に大きな役割を果たしていると言える。
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− | *[[次元の混乱]]では、このブーンズをベースにして[[粗暴な力/Brute Force]]と[[治癒の葉/Healing Leaves]]が[[タイムシフト#次元の混乱のタイムシフト|タイムシフト]]している。
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− | ==参考==
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− | *[[カードの俗称]]
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− | *[[サイクル一覧]]
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